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2021年11月8日に発覚いたしましたリファレンスシステムの不具合につきまして、システム提供元である日本商工会議所より、その原因と今後の対応が示されましたので、下記の通り、ご報告を申し上げます。
 
貿易関係証明発給システムリファレンスシステムの不具合発生に関するご報告この度、2021年11月5日(金)13:33 頃~2021年11月8日(月)10:01 頃の期間において、本システムのリファレンスシステム(https://ref.jcci.or.jp/)が一時アクセス不可となる不具合が発生いたしました。ご利用の皆様におかれましては、多大なるご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申しあげます。本不具合の原因と今後の対応等につきまして、下記ご報告いたします。1.経緯2021年11月8日(月)9:45頃、本システムを利用している商工会議所(以下、利用商工会議所)から当所に対し「台湾税関での通関の際、リファレンスサイトにアクセスできなかったため、通関できない事案が発生した」との通報があり発覚。当所が保守会社に連絡して調査したところ、システムの認証系に不具合があることが判明したため、必要な修正を行い、同日の 10:01 に復旧。同日に利用商工会議所に対し情報共有を行った。2.リファレンスシステムがアクセス不可となっていた期間2021年11月5日(金)13:33 頃~2021年11月8日(月)10:01頃3.影響システム復旧後、不具合の影響調査を実施したところ、1.経緯での記載分を含め、全国で証明書3件(3商工会議所が発給)についてリファレンスサイトへのアクセスがあり、認証エラーが発生していた。
通報があった利用商工会議所の証明書(1件)については、当該商工会議所経由で申請者に復旧の連絡を行い、再度手続きをしていただくよう依頼。その後、無事通関したと聞いている。その他の証明書(2件)については、国内からのアクセスであり、利用商工会議所経由で連絡し、通関等における問題は生じていないことを確認した。4.原因クラウドサーバの保守作業中におけるアクセス権の設定ミスによるもの。保守事業者向けに設定していたアクセス制限が、外部アクセスに対しても同様に制限された。これにより、一部の接続者からはシステムに接続できない状態となっていた。プログラム更新時はサービスの動作確認を実施しているが、今回のサーバの保守作業はプログラム自体に変更がなく、システム動作に直接影響のない作業であったため、動作確認の対象外であった。加えて、接続に問題のない利用者もいたことから、接続不可となるケースが発覚するまでに時間を要した。5.今後の対応今回作業を行った保守業者に対しては、サーバ保守作業を含め、各種設定変更を実施する場合は、直接システム動作に影響しない作業内容であっても、作業後のシステムの動作確認を必ず実施させるよう管理する。以上