迷える子羊というよりはどちらかと言うと迷子の迷子の迷子のこねこちゃん。あ、いっこ多かった。 | 株式会社ワークポートスタッフィング営業部紅一点・お年頃「オッチー」がお送りするラブログ「塞翁が馬」は、結構マメに更新する・・・かも

迷える子羊というよりはどちらかと言うと迷子の迷子の迷子のこねこちゃん。あ、いっこ多かった。

遠い国に8歳で親に捨てられ、13歳で出産をした少女がいた。

子供の父親である16歳の少年は、少女が妊娠したと判ると姿を消した。少女はひとりで子供を産み、これからどんなことがあっても、何を犠牲にしても子供を立派に育てていこうと決めていた。
14歳になった彼女は子供を抱いて、仕事をさがす。文字の読み書きも充分にできない小さなお母さんは、自分にできることは何かと考えた。町中の家を1軒1軒、家政婦として雇ってくれないかと訊いてまわる。もちろんすぐには見つからない。それどころかろくに相手にもしてもらえない。

「子供がいるんじゃ無理よ」「14歳?あなたもまだ子供じゃないの」

子供を育てるために働きたいのに、子供がいるから職がない。働く間、子供を預けるという知恵も浮かばないほど、少女はまだ子供。

…こんなのを、いつかテレビで観た。

10代の頃は誰もがそう考えるように、ハタチを過ぎれば大人なのだとわたしも思っていた。
わたしはわさびが食べられなくて、「大人になったら食べられるわよ。」とずっと言われていたけど、未だに食べられないしコーヒーも好きじゃない。わたしはまだ大人になっていないんだろうか。

思ったのは、実はこの世の中に大人なんていないんじゃないのかということ。
たとえばいまこの瞬間に赤子を渡され、「ハイ育てて!」と言われたとしたら、その自分と遠い国の少女と、一体どんな差があるのだろう。わたしは文字の読み書きが多少でき、少しのお金がある。それだけの違いだ。自分の子を殺してしまうような、年齢では「大人」と分類される人よりも、この少女のほうが大人なのかもしれないし。

大人になるってなんだろう。大人ってなんだろう。
スーツを着て、あくびをしながら満員電車に揺られること?正しい言葉が使えること?結婚したら?子供ができたら?
「自立したら大人だよ。」って誰かに言われたことがあるけれど、自立ってなんだろう。いくらお金を稼いでもだめ。いくら偉くなったと思ってもだめ。自立ってそういうことじゃない。わたしに判るのはそれだけ。
年齢は重ねてきたけれど、今もわたしの中には3歳の自分も10歳の自分も17歳の自分もどれもこれもいるような気がする。大人になることは、新しい自分が増えていくことなのかもしれない。

大人になるってなんだろう。大人ってなんだろう。わさびなのか?コーヒーなのか?大人のようで大人じゃないようで、大人にならないといけなくて、大人になりたいような子供でいたいような、あの頃の方がむしろ意外と大人だったような、でもどこもなんにも変わっていないような・・・・。

どちらにしてもきっと一生、わさびもコーヒーも好きにはならないなと思う。にじゅう…ンン歳のわたし。