ダビンチ・コード | 東京単身赴任者のつれづれ日記

ダビンチ・コード




著者: ダン・ブラウン, 越前 敏弥
タイトル: ダ・ヴィンチ・コード (上)



著者: ダン・ブラウン, 越前 敏弥
タイトル: ダ・ヴィンチ・コード (下)


今年のベストセラーの一冊「ダビンチ・コード」です。
だいたい4日ほどで読み上げました。
感想は正直なところ「まぁ面白いけど世間で騒がれるほどのものかなぁ」といったところ。
テンポがよくて、色々な知識(どっちかというとトリビア的な知識)があっちこっちにちりばめられていて一機に読んでしまえます。
でも、海外の作品を読んでいてよく思うのですが、あまり本編とは関係のないことに異常にページ数をさく傾向があります。
この作品は比較的それが少ないのでまだ読みやすいのですが、それでも、どうでもいいのでは?と思う描写があちこちにあります(ただし、実はそれが最後の落ちにつながっていたりするものもありますが・・)。
それと、キリスト教の社会背景のない日本ではあまりピンとこない部分が多く、盛り上がりがかけてしまうことも多いです。
この小説も「聖杯伝説」を根底にかかれていますので、でてくる新説も「ほーっ!」とは思うかもしれませんが作者が思うほどインパクトは薄いと思います。

さらにこの小説のプロットがあまりにも練られ過ぎていて、話の進行に現実感が薄いといった感じを受けました。
あちこちで「?」や「そんなはずないだろう」と感じる部分があるのです。
もちろん作者もそれは気づいているようで、わざわざ登場人物に「言い訳」をさせている部分があります。

確かに小説としては面白いと思いますし、読んで損したとは思いませんが、「あと、もう一ひねり!」といったところでしょうね。

ただ、この小説を読むとレオナルド・ダ・ピンチやディズニーの作品を見る目は変ると思います。