「二十世紀少年読本」 | 東京単身赴任者のつれづれ日記

「二十世紀少年読本」

また、DVD買いました。林海象監督の「二十世紀少年読本」です。

林監督の作品では一番大好きな作品です。
はじめて林監督の「夢みるように眠りたい」を見て、「これはもしかしてスゴイ監督かも・・」と思ってはいたのですがあまり気にもせずにいたら、知らないうちにこの 「二十世紀少年読本」を作ってました。
三上博史ファンの妻(まだ新婚でした)が見に行きたいと言い出すまでぜんぜん知りませんでした。
うかつでした。
そこでいそいそと妻と二人で大阪の三越劇場まで見に行きました。
どっちかというとマイナー系の上映でしたので日にちも時間も限られていたので危なく観損ねるところでした。
客層は映画ファンというよりもどちらかというと演劇系の観客が多かったように記憶しています。

映画は当時の林監督のこだわりからモノクロで撮影されていて、それがとてもいい効果を出していました。
「サーカス」というものの持つ哀愁を描いた映画なのですが、モノクロ特有の迫力で迫ってくるものがありました。
出演者も鰐淵晴子、原田芳雄、桂三枝、チャックなどの味のある俳優がそろい踏みです。
そして、なんと言っても秀逸なのが団長役の大泉滉です。
彼がいなかったらこの映画の面白みは半減してたと思います。とてもいい味をだしてましたねぇ。
あ、もちろん、主役の三上博史もとてもよかったですよ。
それから、まだブレーク前の若き佐野史郎も好演しており、彼の実力をうかがわせるものがあります。

林監督はサーカスを見たことがないそうですが、私は子供のころに両親に連れられて一度見に行った記憶が鮮明に残っています。
特に像や虎、ライオンの演技や(ライオンと虎のときはフェンスがかかるので、それが邪魔で半分くらい見れませんでしたが・・)、空中ブランコ、ピエロの手品など今でもすごく懐かしい思い出として残っています。
それが、映画を観ると、まるでリプレーのように頭の中によみがえってきて、すごく懐かしい思いで胸がいっぱいになりました。

そして浦山秀彦 熊谷陽子のお二方になる音楽も素晴らしいです。
特にサーカスの団員たちで歌う「三日月サーカスの歌」や三上博史扮する仁太がサーカスを去るシーンのバックの曲などは私のお気に入りです。
この映画のサウンドトラックCDは私のベストアルバム10をあげたら絶対上位に入ってくると思います。


そして、「ドグラ・マグラ」と同じく、レンタル落ちのビデオを持っていたのですが、これもDVDで出ているのを見つけて速攻で購入です。

いやぁホントうれしいです。
DVD化されていない素晴らしい映画がいっぱいあるので、どんどんDVD化されていったらいいですねぇ