しぼんだ夏 寂しいから 食べていた 口を動かすことで 安心できるから けれど 誰に会いたいわけでもない そういう寂しさでもない ただ繋がらない あの頃の自分のやる気と それが寂しい 口惜しい 口や言葉じゃなくて まだまだ僕は 手を使っていない ボロボロに 表皮が剥けた指 それでもその手で持つ しぼんだ風船に 新しい息を入れる 何か足りない 何か足りない 何か足りない しぼんだ夏を いっそぐいっと 握り締めるか