飛ばない紙飛行機

 

波に漂う濡れた飛行機

幾度の夏を巡れば

あの岸に辿り着けるの?

 

波に漂う濡れた記憶を

人差し指でなぞりながら

目を閉じて

 

どうして人は

争うの

どうして人は

傷つけあうの

 

いつまで泣いていなきゃ

ならないの

 

いつまでコントロールされ続けるの

欲と怒りと不安に

 

乾いた喉を潤すのは

塩水なんかじゃないはずなのに

 

どうして鳥は

あんなにも

空を自由に飛べるのだろう

 

どうして空は

あんなにも

青くて透明なんだろう

 

どうして僕は

こんなにも

人間関係が面倒くさいのかな