柿田川みどりのトラスト活動日記

柿田川みどりのトラスト活動日記

公益財団法人柿田川みどりのトラストのHPはこちら
http://www4.tokai.or.jp/kakita.rv-trust/index.htm

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ひさびさの更新になりました。
本日、オオカワジシャの駆除活動に参加してきました。
本日のテーマは、“流れを蘇らせるぞ!!”です。

その前に、本日の活動メンバーについて
国道交通省、リバーフロントの方々に加え、ボランティアの方が7名と大変多くの方々に参加していただきました。


〔写真〕朝礼で柿田川の外来種問題を説明する樫村さん

ボランティアの方々は、作業を通じて柿田川に入ることができると期待を寄せていました。普段は立ち入り禁止となっているので、貴重な機会ですね。

トラストからの参加が4名と少なめでしたが、会長の漆畑さんがいつも以上に張り切って、ボランティアの方々に熱心に柿田川の魅力を紹介してくれていました。ボランティアの方々からは、“大将”と呼ばれていました。

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〔写真〕ボランティアのみなさんに湧水地を紹介する会長の漆畑さん

女性がいつもより多かったため、大半の方々には、第一展望台周辺のオオカワジシャの駆除作業をしていました。
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〔写真〕第一展望台付近から作業開始

ちょうど、抽水型オオカワジシャが花期を迎えて、大量に繁殖いました。貴重種のカワジシャも混生していたようですが、残念ながら見分けがつきません。

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〔写真〕抽水型オオカワジシャ(花期を迎えている)

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〔写真〕写真上の色鮮やかな水草が沈水型オオカワジシャ(抽水型とは葉の大きさ色つきが異なる)

本題にはいりますが、なぜ“流れを蘇らせるぞ!!”ということかというと・・

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〔写真〕アシ刈り終了後の支流の様子

こちらの写真ですが、作業前はアシなどが繁殖し、支流からの流れが停滞していましが、みごと支流からの流れを蘇らせることができした。

本日、自分は上記のアシ刈りを担当しました。 アシ刈りは、1株十数キロのアシを、根こそぎ刈り取るので結構大変ですが、私はこの作業が楽しく感じます。
今回は、その理由を述べたいと思います。

これまでの観察によると抽水型オオカワジシャは、浄水場側の岸辺に多く繁殖しています。その理由としては、近年、アシなどが繁殖したことにより、流れが緩やかになったからではないかと考えられます。

元来、この周辺は、支流からの流れがあり、止水域を好むアシはあまり繁殖しない環境なのですが、近年の環境変化で流れが停滞し、アシの繁殖力の勢いが増しているようです。

つまり、支流の“流れを蘇らせる”ことができれば、アシの繁殖を抑制でき、その結果としてオオカワジシャの繁殖を抑制できるのではと期待がもてます。

そのようなことから、アシ刈りをしていると徐々に小さな流れが生まれて来ました。その様子は、まるで柿田川の毛細血液が循環し始めた様で、その後大きな流れが蘇る様子は、生き生きとした様を見てとることができました。

大したことではないかもしれませんが、この様なことを考えながらの作業が、とても貴重な体験でした。

話は変わりますが、なぜ支流の流れが弱まり、アシが繁殖するようになったのでしょうか。

アシ刈りをしていると無数の農機具、衣類などゴミや流木が絡まっているのが見受けられます。また、近年の大雨で倒木した木々が散乱しており、これらが川の流れを遮り、アシの繁殖を助長したのではないかと思います。

柿田川は環境保全のため、立ち入りが制限されていますが、資源循環や、地球温暖化による異常気象といった人為的な影響が、このようなところでも現れているのではないでしょうか。

会長の漆畑さん、駆除活動のリーダー樫村さんをはじめ、柿田川の環境保全に携わってこられた方々には遠く及びませんが、これからも柿田川から多くを学び、共に生きて行きたいを思います。
ちょっと大袈裟ですかね(笑)
今日はオオカワジシャ駆除の一環で河畔に繁殖しているアシ刈りを行いました。

朝のミーティング風景です。

本日は、国土交通省、財団法人リバーフロント整備センター、清水町、緑のトラストから20名程度参加しました。

船着場から入って、川を横断します。
見た目より流量が多く危険です。

まずは、本日の成果をビフォア・アフターで紹介します。
ビフォア写真

アフター写真


失われていた川の流れと風景が見事に蘇りました。
途方ない量でしたが、皆で協力するとあっという間でした。

今回も国交省やリバフロの方々の真摯な取り組み姿勢には、頭が下がります。

アシは一旦岸部にまとめておき、根元を乾燥させます。後日、国土交通省が処分してくれると聞いています。


ただし、茎を水面に置いておくと、そこから根のようなもの (写真中央の白い毛根のようなもの)が生えてきて繁殖します。


作業後の柿田川です。前は左側半分近くまでアシが繁殖してました。


気づきませんでしたが、水面にカゲロウがふ化していたそうです。
本日は、ふ化後ノカゲロウを捕食するツバメ、コシアカツバメ、イワツバメが多数確認できました。
野鳥の会に所属している下谷さんによると、この時期は雛が巣立ち、成鳥、幼鳥とも、渡りに備え1.5倍ほど太るそうです。

次回は対岸のアシ刈りを行う予定です。
今回以上に広範に繁殖しており、止水域と化しているため、根付きが強く大変な作業となります。
そこで、上流側の一角をアシ刈りしておくき、流れを作ることで、根付きを弱めておきました。
川の流れを利用した工夫の一つと思います。

河川管理には、単に人海戦術ではなく、川の流れや生態を利用したノウハウが色々ありそうです。

そんなわけで本日は無事終了しました。
みなさまお疲れさまでした。





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トラストの例会に出席しました。

今月の予定です。

1.オオカワジシャ駆除 (7/14日開催)  
今月は中流域に繁殖しているアシ刈りも行います。
写真左に中洲のように繁殖してるのがアシ群落です。
川に放置された土嚢や魚取り籠で局所的に流れが変わった箇所にアシが繁殖したことで、左岸側の流れが緩やかになってしまいました。


河川の流況の変化は深刻な問題を引き起こします。
①オオカワジシャが繁殖しくなる。
②川岸にもアシが繁殖しやすくなる。
③河床材が細粒化し、川魚、特にアユの産卵環境が失われる。

などなど、進行すれば、生態系が不可逆的に、つまり、基に戻らないくらい変化してしまう可能性を秘めています。

アシ刈りは重労働なので、参加者が多くが集まるといいな~と思います。
生物多様国家戦略でも取り上げられている都市と地方の連携・交流の仕組みづくりが必要ではないかと思う日々です。

2.水に親しむ会 (7/29日開催)
30組みの親子と一緒に川遊びをします。
既に定員オーバーなので、もう少し増やすと聞いています。
沢山の子供が集まって柿田川に興味を持って欲しいと思います。

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ハンノキの復旧状況の確認とミドリシジミを観察しようと柿田川に行ってきました。

倒木したハンノキはしっかりと補強されていました(^o^)

ハンノキは湖畔に生育する数少ない高木で、多くの動物たちに生息基盤として、利用されています。
中でもミドリシジミは、ハンノキに産卵し、幼虫の食樹となっています。

柿田川では、クレソン業者が河畔のハンノキを伐採してしまったことから、ミドリシジミが激減しまったとのこと。

それを危惧したトラストが、ハンノキを植樹したという経緯があります。
なので、台風などが来ると皆真っ先にハンノキがどうなったか心配します。

樫村さんに伺ったところ、ミドリシジミは5月から初夏にかけ、夕方になると求愛活動のため、よく現れるとのことでした。

夕方6~7時ごろ観察にいってきました。
中流の遊歩道にて観察したところ、2つがいのミドリシジミらしき蝶の飛翔が確認できましたが、動きが早く写真に納めることができず(>_<)残念でした。

ミドリシジミが確認された場所の写真



最後にハンノキの植樹について。
伐採されたハンノキの位置が分からず、適当に植樹してしまったとのこと。
そのため、増水時の河川流況の影響をまともに受けてしまうものや、河床材の粒径が大き過ぎて根付きが悪いものがありました。

今回、それらは移動させましたが、大変な作業であり、ハンノキにとってもダメージが大きかったのではと思っています。

順応的な管理をして行く上では、次にこの経験が生かされればと思います。

何気なく生育している樹木も、そこに生育している理由・意味があるのだと。改めて勉強になりました。

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柿田川といえばミシマバイカモですね。
漆畑さんにミシマバイカモの特徴を教えもらいました。

写真は泉の館の中庭で育てているミシマバイカモです。



夏にかけて花を咲かせますが、よく観察すると手のひらの形をした浮き葉をつける一群を見ることができます。




恐らく、生育環境の違いによって浮き葉を付けたり、付けなかったり。
浮き葉を付けていたのは、ちょっと水深が深く、花を付けていない一群でした。
一般的に考えると、花を咲かせるのなら、水面より上に咲かせたいですよね。

柿田川は水量が豊富であるため、流速もあり、水深も深いのでバイカモにとっては非常過酷な生育環境であったりもします。

そのような環境に適応するため、花をさかせる夏場の時期に、少しでも良い条件で花を咲かせるため、浮き葉を付けるようになったのではないでしょうか。

かと言ってキレイな水で、流れがなければ、ミシマバイカモは、水草に泥や油分が付着してしまい、うまく育ちません。
まさに柿田川仕様のバイカモと言えますね。

写真は、三島の源平川に植えられたミシマバイカモ。触ってみると泥と油分で汚れてしまっています。



ミシマバイカモは、学術上イチョウバイカモの変種に分類されています。
浮き葉を付けるのは、他のイチョウバイカモにはない特徴とのこです。

最近、漆畑さんの働きかけで、水草の神様と呼ばれている神戸大学の角野先生にも、ミシマバイカモの特徴を認めて頂いたそうです。



と言うわけで、
生物の進化の過程と環境適応力の高さにはただ驚かされます。

泉の館のミシマバイカモは間近で観察できますよ。




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近年、柿田川で深刻化している特定外来種のオオカワジシャの生育状況を見てきました。

手前の沈水型水草がオオカワジシャで、奥の抽水型水草が貴重種のカワジシャです。


別の写真です。
上がカワジシャ下がオオカワジシャです。


柿田川では沈水型と抽水型のオオカワジシャが確認されて、繁殖の特徴が異なります。

沈水型は、水面下で生育するので花を着けることはないようです。越年草の植物なので1年に1回は枯れるはずですが、交配の代わりに恐らく栄養分解、すなわち自分のクローンを作って増殖しているのではないかと思います。

柿田川では湧水が水源なので水温が15度と安定しています。
だから、他の河川と違って、夏場でも枯れにくく、体内に栄養を貯めやすい特殊な生育環境であるため、特殊な繁殖サイクルが生まれいるのでないかと思います。

また、根付きがとても浅く、手で触っただけで抜けてしまいます。
柿田川を見ていると時々水面をオオカワジシャが上流からフラフラと流れて、下流で他の水草に引っかる様子が見られます。
恐ろしいというか、見事というべきか。。

水中で根付いたオオカワジシャは、沢山の葉を付け、葉の面積も大きいため、他の水草がオオカワジシャの下では育ち難くそうな感じです。



一方、抽水型は、岸部で初夏に花を咲かせます。
こちらは、固有種であるカワジシャとの交雑の危険性が大きいのが心配です。

財団法人リバーフロントセンターの方々がオオカワジシャの生態把握の調査を進めているので、協力していきたいですねー。

7月の駆除活動も頑張りましょう。






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6月の台風で倒木したハンノキの復旧作業です。ハンノキは高木ですが根付きが浅い。

国土交通省の方によると狩野川から逆流して水嵩が1m増したそうです。
柿田川は湧水が水源なので天候に関わらず水量が比較的安定してるはず・・
生活排水も流入してますが(T_T)

まずは根元を再整備


協力して立て直したけど不安定ですね~



国土交通省さんが造園業者を手配してくれました。しっかりと補強してもらいます。


立て直したハンノキが真っ直ぐ立て直したかをチェック。
ちょっと心配そうに見上げるトラスト会長の漆畑さん[写真左]


このハンノキは河床材の粒径が大きいので移動させることに。
リーダーの樫村さんは、柿田川を実によく把握しており、判断は常に的確です。
河川管理者の鏡ですね!


このあたりは以前東京のクレソン業者がハンノキを全て伐採してしまった。
今は撤退しましたが柿田川はひどく傷ついています(>_<)


漆畑さんと国土交通省の方々がなにやら相談しています。

造園業者が後日作業で川に入る際の進入ルートの相談でした。
復旧作業は少なからず植物を踏みにじります。
間違って歩くと貴重な植物や動物の巣や繁殖地を壊してしまいます。

漆畑さんはヒンジモを踏み荒らさないようにアドバイスしてました。
漆畑さんの案内で水草にかき分けるとヒンジモが生育してました。十字の形をした小さな葉がヒンジモです。


あとは進入ルートを軽く整備


無事復旧作業は終了しました。
みなさま、本日もおつかれさまでした。



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