近年日本国内での殺人事件の件数は減少傾向にあるとの事。減少傾向にあるからと言って、ひとりの人間の尊い生命が他者によって奪われ、失われてゆく悲惨な現実は、未だにある訳で、まだまだ未熟な社会である事に変わりはない。現在社会では如何なる理由であっても、殺人は一般人にとっては重罪である事は、今の日本人にとって至極当たり前の共通感覚で、常識である。ところが日本の歴史の中の、戦国時代の殺人鬼である織田信長を英雄的に見ると謂う異常な感覚が今の私達にも根付いているのは不思議であり不可解である。振り返れば日本の歴史は時の権力者(殺人鬼)の支配欲や戦乱によって民衆が生命を奪い合う無惨な光景を長く連ねて来た訳で、そんな無惨な光景をこの地球は散々見せられ、数え切れない生命の滴る血をこの大地は呑まされて来た。私達、一般人が如何なる理由があろうとも殺人を犯せば許される事ではない。ところが今日でも世界の各地で権力者(殺人鬼)の支配の不当な弾圧や戦乱によって罪なき人々の生命がこの瞬間にも理不尽に絶たれている、この現実の光景を前にして、如何なる政治的な解釈を持ってしても私達は決して許してはいけない。例えば街角で刃物を持って無差別に人を傷つける者が現れたら私達は恐怖とともにその異常性を決し許しはしないであろう、その感覚を更に研ぎ澄まし、今の時代の権力者の支配欲が自らの手を汚さずとも、イデオロギーの陰で罪なき民衆の生命を奪っている姿に、もっと厳しい目を向けるべきではないだろうか!