先週は雨も降っており、リードメイキングにはあまり適さない気候だったので、ガウジングやリード糸巻きをしてみました。
今回のケーンはなかなか良さそうです。
一気に300枚程のガウジング、さすがに腕が痛くなりました爆笑
300枚出来れば当面行けるかと思いきや、半分以上は注文によりなくなりますえーんガーン
毎回この繰り返し。
根気よくやっていきます爆笑




アメリカンスタイル、にはどんなイメージをお持ちでしょうか。
音が明るい(?)、珍しい、リード見たことない!などなど。
日本ではあまり馴染みのないスタイルですが、私自身はそれを留学までして研鑽してきました。

そもそも、私はショートのリードを使ってましたし、マリゴも今も持っています。なぜロングスクレープのリードになったか、それは師事していた先生の影響が大きかったです。先生自身はリードのスタイルには全くこだわらない方でしたが、私が自ら変更しました。

それは何故か。

ロングのリードを一度吹いたらわかりますが、何せ共鳴度は半端ないです。程よい抵抗感もあり、ワイヤーを使わないので開きのコントロールもし易い。故にppがとても綺麗に出ます。
音のダイナミクスの幅は広いですよね。
(私の師匠、若尾圭介先生は素晴らしい演奏家ですので、是非一度お聴きください。)

ロングスタイルにも、さらに色々な削り方があります。膨よかな音を出すよう、削り方を研究しました。

正直な所、アメリカン、ジャーマン、フレンチなどと言う表現は違うと思います。
あの世界的オーボエ奏者のモーリスブルグさんもおっしゃっていました。

”スタイル(様式)と言うよりは、スクール(流派)と言った方が良いと思いますね。私はスクールを築くと言う事には反対でした。スクールは大した問題ではありましせん。演奏家は聴衆を共感させるだけの物をもっているかどうか、また、良識ある音楽家、人であるかどうかだと思います”
と言っております。“スタイルは関係ない、スクール(奏法)が大事!だと。
リードはその発音体に過ぎません。

リード購入やレッスン希望など、是非ご連絡お待ちしております。ただ吹くと言うことから脱皮出来るお手伝いが出来れば幸いです!

下記リンクに連絡先記載してあります。
稼働音楽教室は、現在山野楽器のみです。


沢山リードが仕上がりました!
大勢の皆様に吹いてもらえるといいなー。
特にロングは、普段ロング吹きの自分でも欲しいくらいなリードがあります!
どこで買えるの?は、メッセージください^_^


いつもお世話になっているリードショップに新しいラインナップを増やすべく、こちらのチューブで作ってみました。
1、キアルジ2+
このチューブは、ロレーなどのフレンチタイプのコピーですが、+にすることで、内径が大きくなり、息が入りやすくなります。
柔らかな響きを持つチューブだと思います。

2、ギルツィオd12 
ドイツタイプのチューブなので、ロングに合うか不安でしたが、ショート・ロングとも重厚な響きを持つリードになりました! ロングに関してはロレーに合います!
発売するまで少しお時間頂戴しますが、直接ご連絡いただければ個々に対応します!
どうぞ宜しくお願いします!