アメリカンスタイル、にはどんなイメージをお持ちでしょうか。音が明るい(?)、珍しい、リード見たことない!などなど。
日本ではあまり馴染みのないスタイルですが、私自身はそれを留学までして研鑽してきました。
そもそも、私はショートのリードを使ってましたし、マリゴも今も持っています。なぜロングスクレープのリードになったか、それは師事していた先生の影響が大きかったです。先生自身はリードのスタイルには全くこだわらない方でしたが、私が自ら変更しました。
それは何故か。
ロングのリードを一度吹いたらわかりますが、何せ共鳴度は半端ないです。程よい抵抗感もあり、ワイヤーを使わないので開きのコントロールもし易い。故にppがとても綺麗に出ます。
音のダイナミクスの幅は広いですよね。
(私の師匠、若尾圭介先生は素晴らしい演奏家ですので、是非一度お聴きください。)
ロングスタイルにも、さらに色々な削り方があります。膨よかな音を出すよう、削り方を研究しました。
正直な所、アメリカン、ジャーマン、フレンチなどと言う表現は違うと思います。
あの世界的オーボエ奏者のモーリスブルグさんもおっしゃっていました。
”スタイル(様式)と言うよりは、スクール(流派)と言った方が良いと思いますね。私はスクールを築くと言う事には反対でした。スクールは大した問題ではありましせん。演奏家は聴衆を共感させるだけの物をもっているかどうか、また、良識ある音楽家、人であるかどうかだと思います”
と言っております。“スタイルは関係ない、スクール(奏法)が大事!だと。
リードはその発音体に過ぎません。
リード購入やレッスン希望など、是非ご連絡お待ちしております。ただ吹くと言うことから脱皮出来るお手伝いが出来れば幸いです!
下記リンクに連絡先記載してあります。
稼働音楽教室は、現在山野楽器のみです。