女子サッカー日本代表の躍進
主にヨーロッパのクラブに所属する
選手が増えたことで代表活動でも
結果を出し始めたのだが
個人的に思うのはチームの中では
小柄で俊敏で技術が高い人の役割を
担う側面にフィットしている事情
周囲には、互いに補い合うように
フィジカルの強い大柄な選手がいてこそ
輝きを放つという見方もできないか
だとすれば、サイズの大小や特徴があり
うまく補い合う形でチームが機能する
背が高い選手、パワーがある選手や
スピードやテクニックがある選手など
そんな個性をまとめバランスを取る選手
粒ぞろいの違う個性が補い合うように
相乗効果を発揮してゲームに勝利する
っていうことは、極端な話で言えば
小柄な活躍してる選手だけを集めても
相手に特徴を消されてしまい勝てないと
そういう展開も必ず見えるはずであると
男子もそうだが日本人の場合、俊敏性や
テクニック面を買われてチームの中で
うまく機能しているからこその、という
側面は気にはなるのであります笑
当然に小柄な選手が集まり特徴を出し
彼らが集まり機能する事で生まれる日本の
美しいサッカーを描きたくなるのだが
日本人はこういう美しさに酔いしれる
そう簡単にこうすればこうなると
できそうでできない想像もつくのに
ベストメンバーは日本目線過ぎないか?
おそらく専門家風情もベストメンバーに
並べたがる選手だけでは勝てない
私たちが思うより泥臭い選手も必要だし
もっと体格のある選手が前にも後ろにも
そしてサイドにも必要なはずであると
うまくいく事は相手の対策がある手前
何割減かさせられマークをさらに厳しく
そして対策を講じられた時、そこからこそ
勝負のポイントになるのではないかと
今の女子の多くは小柄でポンポンと繋ぎ
テンポの良い私たちが好きそうなサッカー
だがコレも既視感があるのではないか
2011年のワールドカップ優勝のとき
あの時以降軽快に繋ぐサッカーをしたが
研究され特徴を消しにくるのは当然の策
肝心なところで精度を欠いたり防がれたり
やはり相手も対策を取って無効化してくる
そしていつしか同じテンポのサッカーを
より大柄な選手たちがテクニックも備え
こなすようなスペインのような国が台頭
そこからどうしても壁があると感じた
ただ長谷川などの世代や下の世代にも
小柄で細く技術が高いアンダーで世界一
そういう選手が多くいるのも知っている
長谷川の後継者などと言われ期待もされる
しかし結局このままでは同じ壁にぶつかる
日程がタイトで出せるチカラも低下する
大きな大会では短期戦より負荷がかかる
今回は良かったが研究もされてくる
外国人監督だからこそ、いまはいいが
どこかで違うピースが無いとチームは
機能しなくなると感じるはずである
谷川が入れば万事解決でもないし
長谷川が入れば万全、でもないのだから
若手主体のような相手に勝ったものの
精度を上げる伸びしろを求める方向に
行きがちになる日本人を、外国人監督が
どう機能させていくのかが楽しみでもある
おそらく違うチームづくりをしないと
強豪国相手には勝てないだろうと感じる
私たちが良いと思ってしまうチームでは
同じ形をしたピースが数枚あっても
パズルは完成しないのだから