ん〜、パリ五輪、サッカー男子

スペイン戦と女子のアメリカ戦



男子はVAR等の個々の局面を

あえて無視して考えると



強豪国相手に先制されたあと

相手は審判の特徴をつかんで

うまく味方につけたように思う



日本だとズルいとか姑息とか

思われて嫌われることも多い

だがその差が勝敗を分けたりする



日本人にとっては外国人ならではの

数字にならない試合を進めるうまさ

試合の実権を握る、手繰り寄せる感じ



これが日本人にはムリなのかな

こういうことすると叱られるとか

指導者に直される悪いことなのか

正々堂々が闊歩しすぎた日本人



最後まで自分の役割を全うする

自分の責任を完結させあう現実

やり方に疑問を持っていたとしても

異論を唱えて変えようと試みない



みんなで決めた、チームで決めた

私たちのやり方に間違いはない

一瞬でこの魔法にかかってしまう

これは男女ともそうだと感じますね



トーナメントに入ると一流の国や

選手になると自然と身についている

流れの掴み方みたいなところは



説明できないけどたしかにある

流れが悪いことは感じ取れるが

意識してつかもうとしてないから



自分たちにいい流れが来てても

日本人は流れを掴もうとしても

できないことが多い印象です



女子だと谷川の活躍が転機ですよ

そこから使いたくても使えなかった

そういう不運も女子はあったかな

谷川が順調に使えたら面白かったが



こういう流れを手探りだけど掴む

掴んだと感じ取ったらその流れを

離さないことを身体でわかってる

強豪国の外国人選手はそれができる



自分のプレーだけの視点でなく

試合全体や流れ、試合運びを

俯瞰でみてコントロールする意識を

当たり前に経験の中で身につける

それを咎められることもない



そこの違いを埋めるのはまずは

この流れの存在と向き合うこと

認めなければ課題として向き合えない



日本人は都合の悪いものや

苦手なものから言い訳して

避けるクセ、逃げるクセが

隠れているように思うので



なにかとこうなればこうなる

だからこうする、こうしないと

って日本人は都合よく考えるが

そんな簡単に済むならもっと勝てる



流れを最後までつかめずに

相手に決められ、さらに追加点

こうなると日本は相変わらず

思考停止気味になってしまう



たぶん流れが悪いのをわかって

マズイ流れだと悟ってるけれど

最後まで任務遂行に没頭するしかない



ある意味で戦争であらわになった

日本軍のタスク実行型の怖さもね

時代を経て現代の日本人にも感じる



形作られた国民性なんでしょう

相手に容易にわかる想定内だらけ

教科書にないことはできない苦悶式



男子も女子も、今回もまた

自分の判断で予定にないことが苦手

限られた時間の中でやれない性分が

勝負弱さとつながっているのでは?



もう、こういう負け方を何度も見てる

だから決めたやり方がハマらないと

一生、勝てないんだろうなと思って



こういう負け方をいつも見てきた

流れをつかめないまま後手にまわる

なんの手立てもなく終了する既視感



がんばってやってるんだけどなんか

うまく相手にいなされながら時間だけ

過ぎていくような感覚をね



リードされて、いなされると終わる

ジッと我慢しながらできることを

できる瞬間まで待ち続けるしかない



でもそれで勝つこともあるから

そうなるとそれだけを信じてやり通す

それしかないと思い込むようになる



自分でも見ていて、あー負けるだろう

って思う論理的でない根拠はない瞬間



おそらく見てる人もその感覚は

なんとなくわかるだろうと思うし

アレの感覚の正体はこういうこと



また流れを取り返せず終わるんだ

何度も見てきたが手立てが打てず

時間だけが刻々と過ぎていくつらさ



日本の選手は一定のリズムで変えない

人は替えてもリズムは変わらない



これはずっと自分も書いてるけども

やっぱり言われたことや叩き込まれた

やり方で動いてしまうロボット気質



日本はちゃんと一生懸命プレーする

でも変化がない、意外性がないから

相手も想定内で対処しやすい範囲内



怖いけど、怖くないんですよ

そして素直すぎて、逆にもう怖い

これもまた真理なとこある日本



ひたむきな最後まで頑張る姿に

感動した、とかあふれるんでしょ?

問題を本当に理解しているのか



最後まであきらめない姿勢を称賛して

でも、それだけじゃ理解不可能な壁

いまここで立ち往生してるんです



この壁を技術や偶然を頼りに突破しても

理解して正解した問題でないみたいな



たまたま選んだ選択肢が正解だった

でも意味はまったくわからなかった

試験問題なんかでその正解の仕方もするが



その選んだ理由を記述しろと言われても

本当は理解していないから書けない

そういうイメージのものだろうか



おそらくはいま日本の王道スタイルで

育成して経験を積んで突破できる壁は

常に突破するところまできてる



グループリーグ突破までだったり

トップリーグでの主力での活躍

そこまでこれたんだと、自信をもつ



でもね、その向こうにまだ壁がある

それがベスト8やメダル獲得へ

必要な要素なんだろうとわかってる



チームとして全体が試合や大会の

流れを掴む感覚、掌握していく感覚

体感しながら身につけるしかない

だって習ってきてないんだから



この弱点を認めて身につけないと

次の壁は越えられないんだなと



審判がコレで笛を吹くタイプならば

スペイン側は日本がガツンと寄せる

うまく倒れると笛が吹くだろうと

予測してクレバーにプレーしたりね



日本はその誘いにまんまとハマり

強く行ってファウルで流れが止まる

顔には焦り、同じ誘いにまた迷い込む



試合を序盤でリードしたときに

強い国の選手がコントロールして

うまく試合を運ぶ、あの感覚



強豪国はもうお手のもの、自信あり

任務遂行に支障をきたした日本は

流れが動いているのは見えないが感じる



でもやりようなく確実に焦りの色

どんどん後手に回り、流れは戻らない



外国人監督、スタッフにする決断を

共通理解としてそこをチームにもたらす

そうしないとこの壁はもう難しい



特に日本人だけではこの壁に対しては

もう限界があることがわかってる



日本人監督を育成している場合か?

代表監督の育成の場にしていても

この壁は偶然でしか突破できない



結果として粘り強くやれば拓けると

そう信じ込むだけになるのだろう

宮本会長、アンタはわかるだろう?笑



次の壁のこと、そのためのアイデアも

外国人から学んだくせに、一定程度

できるようになるとあとは自分たちで

やるからと、日本人監督を据えてきた



でもまた壁があるのがわかってきた

英断が必要なのはわかるはずですよ



これも日本人のクセでね、外国から

取り入れ1を2や3にアレンジする

そのやり方でのし上がってきた

ある意味で模倣文化で本家を上回る



さんざん真似してきたくせに今度は

自分らでやるから、きっとできると

でも毎度、同じような種類の壁で

跳ね返されて毎回、同じことを繰り返す



こういう流れをつかむ感覚を今一度

外国人に心底、まっさらな気持ちで

学び直す必要があるのではないのか



スポーツだけでなくいろんな課題で

この、流れを変えるとか掴むとか

日本人がすごく苦手にしてることは

みんな理解して自覚もしてるはずです



でも今より前に進むためには流れを

掴んだり、変えたり、離さないために

どうすべきかを意識して行動するって

すごく大事なことなんだろうと



それをまずは意識することが一歩で

流れを掴む感覚に意識的取り組むことが

日本全体に浸透するはじめの一歩になる



サッカーも政治や行政、生活、意識

すべて国民性が出ていて、共通した

この課題が永遠のテーマなのかな