「不適切にもほどがある」は
最後はどういう着地になるのか。
自分が死ぬ運命だからこその
人はどう生きるかということか。
自分だけでなく社会全体への
メッセージ色も強くなるのかな。
中年以上の気持ちは決して
昭和は良かった的な思い
だけではないのだが。
メディアは人間の怒り指数を
利用して巧みに閲覧数へと目論む。
そういう捉え方って、寂しすぎる。
時代でそうせざるを得なかった
そうしてきてしまったことがあり
そういう事を反省しようよと促す。
と同時に現代も同じように
流れに乗ってやってることにも
後世、間違えていたなと後悔する
そういう事もあるんだから
いまの常識がすべて良いとも
限らないから注意しようね。
っていうメッセージがある。
と読み取ってしまうのだが笑
こうすると正しいけど
実はもっと苦しくなる
けど、しょうがない。
このまま、まだ進むの?
腹割ってもっと話し合おうよと。
そこなんだと思いますけどね。
日本人はどっか腹に溜まるものを
誰も吐き出せない状況を甘受して
ツラいけど生きる美徳を抱える。
私たちは流れを信用しすぎて
間違ってた事を後悔する日がくる。
けど、仕方なかったんだと諭し
自分はそれしか選択肢がその時
ゆるされなかったんだと開き直る。
そこをちゃんと腹割って謝り
直すべきことを直す気持ちを
起動させても、実は良いのだ。
昭和の常識そのままさらすドラマ
まず昭和が自らを素直に反省。
平成、令和にだって同じ構図が
カタチは変わってるけど、ある。
現代の平成、令和世代も実は
いま間違えてることがあるのでは?
いいと決めつけていることの中に。
言えなくて従って飲み込んだ
言葉や考え方を今の時代は
自分で世間に発する事ができる。
少なくとも以前より可視化可能。
それをただ恨むことではなく
改善するほうに意識を向けて
やり直したっていいのだから。
でもワタクスが感じるのは
すべてを正しく修正すべきでは
ないということかな。
結構、大事になるポイントで。
どうしてもマジメにやると
余裕がなくなりキッチキチ。
するとピタッとハマらないと
逆にストレスに感じることに。
だから、なんでも叶えると逆に
ストレス度合いが高まる結果に。
大体でいいんです、日本は逆にね。
余白を残すことで休息ができる。
急速に処理することに合わせると
自分ができなくなるとツラくなる。
動けるうち、カネあるうちはいい。
だが人間は衰え、枯渇しできなくなる。
そういうリアルが必ずあるのだから
あえて余白を意識的につくることが
大事になってくるなと思っている。
ニュートラルな立ち位置を
意識して取ることだろう。
真ん中あたり両方見えるところ
そこで中田ヒデばりに首を振る。
一方にだけいると視野に入らない
見えなかった角度が見えてくる。
相手の気持ちが見える角度まで。
端っこから見る景色から
立ち位置をズラせば見え方も
輪郭も変わってくるのだから。
あっ、間違っていたかもと。
世の中間違っていることは
たくさんあり、みんなも気づく。
でも世の流れが止まらないから
流れから落とされるくらいならと
間違いでも何も誰も逆らわない。
それでも生きているうちにしか
生きている人にしか、できない。
私たちにしかできないことだから。
肝心なことは過ちを直すために
踏み出すことでしか動かない。
究極を言えばみんなで渡れば
つくられた常識も直しながら
渡れるのだから。
難しい事だがみんなで抱え
持ち上げて動かさないと
変わることはない。
そして変える責任は
いまを生きる私たち
すべてにある。
思えばね、昭和の時の流れって
ベルトコンベアみたいだった。
大量な人数が乗っていても
大きなチカラで動いてしまうと
誰もストップできない時代。
転ぼうものなら自分で立ち上がれ。
じゃないと置いていくぞと。
それも悪ではないと、仕方ないと。
管理者も心配するふりをするが
なんせ大人数、捌ききれないため
寄り添うことなどほぼ皆無な時代。
その常識で物事が進んできた。
自分は止まりたいけど
地面は絶えず動き続ける。
ストップボタンなど与えられない。
当時の日本は流れ作業的に
大人数をさばくことで精一杯。
あの時こうしたかったができず
後悔している人もいるだろう。
過去を振り返れば、流れに任せ
順調な者もいればそうでない者も。
しかしそこを取り組まずに
放置してきたのは事実でしょう?
これは有利な立場の者が自ら
リスクを背負ってやるはずがなく
みんなで声を上げ、みんなで動かし
重い意思を動かさないと
世の中は変わらないのだから。
日本人はもう少し余裕を持ち
あくせくしないことを美徳に
したっていいのだと思います。
全部漏れなくこなして一人前って
昭和以前の風潮が根っこにあり
それを疑わず踏襲するきらいが。
笑って許して。そんな歌があった。
みんな忘れているのではないか?
他人を許すことが自分を許すことに
繋がっていることを。