うーん。セクシー田中さんの件。

ワタクスは原作を知らないまま観た。

あってはならないことが。



作者の思いは、言われたらわかる。

ドラマというカタチにして初めて

観る、知るという人にとっては

ドラマ自体が入口になるんですよね。



原作とドラマ両方を知っていると

必ず文句が出るもので。だが今回は

それとは別の問題なんでしょう。



ドラマという枠に主導権が渡ると

ドラマの中でオリジナリティを

どこまで追求できるのか、ってある。



踏み込んだ変更がポジティブに

できる面も作品によってはある。



原作にないラストやキャラなど

ドラマだからこそ、あえて狙う

思惑があることもたしか。



話題づくりや視聴率をにらみ

ビジネスとして動かしていく以上

ある程度、許容されるよね?



という、ドラマをつくる側の

無意識のアドバンテージ心理

ホームゲーム感が災いしたのか。



これは作品によるんでしょう。

現状に一石を投じる結果になるのか。



だが、すべてにおいて原作に忠実に

ってのが結果的に良いとも限らない。



テレビドラマを面白くしたい側は

原作の意図したことを解釈せず

方向性が変わって伝わってしまう

これまでもたくさんあったんだろう。



ドラマつくる側には、どこか

ドラマによってメジャーにして

あげている的な、気持ちは見え隠れ。



こういうつくり方しないと

視聴者にはウケないよと経験上

あるからこそ、変更するにも

当たり前に近い感覚になるのかな。



ヒットさせるべく描きたいドラマ側と

既に描いた原作側の狙いや思いに

意見の相違がある場合。



納得いくまで話し合う余裕は?

そういう必要性が見直されるか。



難しい問題ですね。

お互いの意図が絡まり

カラ回りするとこんな結末も。

あってはならないですけどね。



伝えたい作者の意図があり

ドラマ側のより良く見せたい欲

そう簡単にビタっとハマる訳ない。



テレビを中心としたジャンルに

オゴリがあるとすれば

自分たちのフィールドに持っていく

強引さとウケたら使い捨て感覚で

食い荒らしていく感じかな。



バラエティーもそうですけど

コッチは扱ってやってる感じと

とりあえず流行ってるからやる。



一発屋芸人には企画でこうしたい

だから、これをやってくれと依頼。



スケジュールパンパンになりながら

同じことを何度も各社要求される。



視聴者は同じものをそれほど

欲しがってはいないんですよね。



企画に一球入魂もできない数を

こなしている以上、無理スジで

流行りの要素を詰め込めば

なんとか体裁は整うみたいな。



そんで年が明けるとあれ程重宝した

流行をすぐ冷たい態度で捨てていく笑

新しいのを、次の流行りを探して動く。



これはもうね、仕事の仕方の問題。

時間かけてられない流れでつくる

慌ただしさの中でしょうがないと。



そこも業界の働き方や仕事の仕方に

一石を投じる機会になればね。



ドラマ側にタイトな中で更に

もっとちゃんとやれ、という

問題だけでもない気がしますね。



エンタメつくる側の速度を

落とせない事情やしくみに

緩和すべき要因があるかと。



手をつけずに放ったらかしにして

各自の仕事量だけ増やしてきたが

もっと根本的な仕事に対する

考え方に対してこそ

メスを入れる必要あるのでは?