以前、言い合いの日という

ネタでも書きましたが

ウチの両親は共に80になった。



ケンカは毎日のように続く。

ワタクスはそこにさらなる怒りを

注がぬよう怒るのをやめている。

だができているか、難しい面もある。



婆は落ち着いて諭すように

そんなに怒らないでとお願いする。

以前は負けずに理不尽な怒りにも

ナニクソという気の張りがあったが。



最近は反発するエネルギーの

無駄遣いに気づき自分が損だと

心の底から相手の怒りに疲れてる。



だが、爺のほうは相変わらず

怒りグセが収まらないようだ。

まるで怒りに取り憑かれたかのよう。




自分で気づくことはないのだろう。

言われると、言われたことがもう

腹が立って怒りがおさまらない。

理屈も完全に相手に負けてるのに笑



なぜそんなにも怒ってしゃべるのか。

常にケンカ腰で婆と話すサマは

なんとも情けない気持ちになる。



彼は自分のストレスがもとで

他人に無意識にやってることに

気づこうとしないメンタル構造。



もう自分のことしか考えてない

そう何十年言われ続けてる。

もう死ぬまで直らないかもしれない。



相手への想像力、共感よりも

自分を守り、嫌悪するストレスを

まるで子供のように弱い者

イコール、妻である母に当てる。



家では全然偉くも立派でもない。

単なる成長し忘れた駄々っ子だ。



年を取れば間違いもする。

失敗も忘れもするし、衰える。

そのうち自分でもそうなる。



わかっていながら相手に対し

怒らせることを言うなと。



違うよなぁ。大人であるなら。

それは絶対に間違ってるよ。

他人に謝れない考え方をしてる。



自分を怒らせることをしても

自分が怒らないように、自分で

気持ちを落ち着かせられるのが

ワタクスは成熟した大人だと思う。



一旦、火が着くと止まらない。

心の消火器はどこにもないようだ。

自分の失敗は棚に上げて婆に対し

声を荒らげるサマは哀しいの一言。



なんでそう育ってしまったのか。

昔から弱い者に当たる性格らしい。

自分より弱い立場の弟や妹に。

聞く話によるとね。だろうなと。



怒らせるからだろ、ではない。

勝手に怒るストレスの原因は

相手ではなく、自分自身だろう。



アンガーマネジメントの問題。

本だけが拠り所で信じてる人。

アンガの本、買ってあげよか笑



いまも自分にストレスがかかると

弱いものを探し、家には妻がいて。

無意識にあてがって怒っている。



口調は強く完全なハラスメント笑

相手を責めながら、声は大きく

興奮しながら婆を追い詰める。

なんだこいつ。いつも溜息が出る。



婆が悪くなったら終わりだと

わかっているくせに責めることで

なにかストレスを解消してる。

なぜちゃんとやらないんだと。



重ね重ね言うが、互いに80になった。

そんなに同じ時間に同じことを要求し

相手ができないと不機嫌になるのは

自分で頭おかしいと思わないのかと。



ソトヅラは良くみえるかもしれないが

家では、たいていの人間はこんなもの笑

他の家庭でもそう。言わないだけで同じ。

ちゃんとしてない人のほうが多いよ笑



人の何を見ているのか。

周囲の目も節穴なんだろうな。

というか、表立って言わないだけで

他人も欠点は気づいているだろうが。



本人は欠点を直す視点には

生きているうちは気づかないか。

なぜ、なにゆえに。そんなに怒る?



耳も遠くなってから余計に怒る。

聴こえないから声も大きくなる。

大きくなった声が自分に響かないか。



相手には耳をつんざくほど

呆れるほどに響いている。

人間は、完璧ではない。

何かと欠点はある、自分も他人も。



それでもどこかで欠点を認めて

反省することを、忘れたらもう

あんなふうに負の感情を周囲に

撒き散らしても気づかないのだろう。



彼は我が家にコロナを持ち込み

平気で手も当てずクシャミや咳をしてた。

撒き散らすことへの気遣いもなかった。



予測力や想像力より自分の

ルーティーンが上回り、相手のことも

考えもしないで繰り返す。



母が罹患したときその行動を

ワタクスは怒鳴らずに諭すように

話したが、小さな声で謝るだけ。

まるで子供が叱られて謝るように。



あれからいたわる気持ちもなく

他者への姿勢も変わることはなかった。

やはりもう、成長はしないのだろう。



おそらく彼本人が身体を壊して

衰えたとき、気づくのだろうか。

そのとき婆に甘えるだけだろうか。



怒りを鎮めるとき相手のせいにしない。

彼から学んだ一番大事なことだ。

本当に反面教師として参考になっている。



婆が悪くなって寝たきりになっても

彼は助け方がわからず見てるだけかな。



ワタクスは母を助けなければ。

母が悪くなることはこの家の終わり。



だが私の母である婆は婆でそれが

重荷に感じてしまう、ストレスの

連鎖を生んでしまうんですよね。



父が母にとってストレスで

それを助けようと自分が母に

あれこれ言ったり助けたりする

それが逆に母にとってストレス。



そういう状況になっている。

この場合、ワタクスが自分で

怒りをぶつけずに鎮めるしかない。



一度、身体が動けなくなるほど

急に震えが止まらなくなって

体調を崩したときも彼は、ただ見ていた。



本当に何もできずにただ、見ていた。

急なことに困り顔しながら狼狽して

それを見たワタクスは唖然とした。



地震が起きて停電したときも彼は

独り騒いで怒鳴り散らし興奮気味に

落ち着くことなく自分で動かず

アレをやれ、コレをやれと怒鳴った。



あのふるまいは忘れられず

ワタクスは心から軽蔑した。

落ち着け、何より相手をいたわれ。

そして声を荒らげるな、とね。



怒りを自分で鎮めることは

自分自身の問題であり

自分で自分を変えるしか

方法はないだろうと思う。



相手を責めても変わらない。

相手に自分のストレスを逃がすが

無くなったことにはならない。



彼の心の底に巣食う問題だから。

彼はそれをいつ気づくのだろうか。

願わくば、母が悪くなる前に

自分で気づいてほしいのだが。



自分は何も悪くないと心から

思っているのが本当に残念でならない。



せめて、せめて相手に対して

やさしく喋ってくださいませ。

もうそれだけで違うから(切実)



母を助けながら、ワタクスは

この家族のバランスを取るしかない。



当然、ワタクス自身の怒りを

相手にはぶつけず誰もいないところに

逃がしながら。そうするしかない。

マクラにでも当たろうか笑



もちろん犯罪はしない。

「猿之助」も絶対にしない。

ただ、怒りを鎮めながら

この家族のために助ける。



彼にそういう傾向がある

ということは、ワタクスにも。

潜在意識のなかにはあるのか。



怒るだけでは自分も相手も

変わらないことが多いのだ。

おかげでワタクスはいろんな視点

考え方の変化に取り組みやすい。



これも親のおかげだろうな。

ある意味、感謝しないとね笑