前のクールのドラマは

「日曜の夜ぐらいは・・・」が

一番心地よいフィット感が

あった気がします。



多すぎず、急ぎすぎず。

落ち着きと余裕が生む余韻

余白がある感じが良かった。



今のクールは話題性も含めて

「VIVANT」でしょうけど。

もちろんワタクスも例外なく

楽しんでおりますが。



凝って狙ってつくってる感が

強いので、面白いんですけど

ドラマ好きのマニアくすぐりが

強すぎてしんどい。



福澤カツオの狙い方が露骨。

マニアの反応、あいの手込みで。

イチ視聴者としては、やられた感は

あまり感じ(たく)ないです笑



ああいうヤリクチはどこか

破ってはいけないラインかな。

エンタメは少し上行ったまま

あまり下に降りてくるなと思う。



伏線回収が好きな人や

分析や予想をして楽しむには

持ってこいでしょうけどね。



いつからかトレンドになった。

細かく何度も観て、推測して

楽しむのがデフォルトみたいに。



いや、別にそこまでマニアックに

視聴者に応えていかなくても。

サービスしすぎもダメなんだ。



日本はマニア心を刺激するのがお好き。

お互いに好み「お主も悪よのう」的。

あなたの好きなもの私たちも

わかってますよ、これですよね?



サラッとみて感じたい

ワタクスのような人間には

観てて面白いけど、考察が

驚くほどジャマでイライラ。



考察をする人は仕方ないが

ドラマをヒットさせるために

意識的に大衆に仕掛けている

そっちのほうが罪深い。



これは映画ではできない。

テレビドラマならではなんで。

同時進行で興味から人を

取り込んでいく感。



ホントになるべく見ないように。

でも見たヤツはしゃべりたがる。

書きたがる、結果、目につく

見たのと同じになっちゃう笑



次の日の納豆をかき混ぜるのか?

いまは要らんわ、というニュアンス。

ん〜、伝わりますでしょうか笑



あまり先に言いたがり屋さんを

触発するようなサービスしなくても。



もちろんね、ヒットさせるために

小出しにしながら惹きつけてる。

それはわかるんですけどね。



周到に準備された戦略も

いまの時代は意外とその狙い

バレバレでは気に入らない笑



あまりわかりすぎないくらいで

ちょうどいいのかなぁとも思う。



独自の考察で自分を表現したい人が

多いし、なんかを稼ぎたいんだろう。



彼らも何かを回収しているのだろう。

お金だけでない、やりがいみたいな。



マニアな視点も承認欲求の一種で。

それにつくり手が応えすぎるのも

どうなんだと以前書いた記憶もある。



◯◯なんじゃないか、とか

実は◯◯、意味ありげに◯◯が。

だとしても、もうええわ〜ですよ。



ワタクスは若干、最近の傾向として

つくり手が、やりすぎだなと思う。



伏線張って、何がなんでも回収する

自己完結を目指してわざわざつくり

遠回りしてでも、やりきる不自然さ。



もう少しシンプルにしてもいい。

できるとしても、やらなくていい。

ちょっと細かいこと散りばめすぎ。



いかにも日本人らしい着地点。

凝り性すぎるんですよね。



全部に説明つけて余白を埋め

責任逃れするイメージの

製造物責任法(PL法)辺りから

「みなまで言うな」の芸術が

死んだみたい。



こうだったのでは?

と想像させる余白を残して

あえて詳しく描かないとかも

大事なんじゃないかな。



視聴者が想像して自分で広げるのも

作品の楽しみ方としてあっていい。



それを全部提示して問題形式で

問題を出して、答えさせるような。

勉強好きな日本人には合うのかな。



深いのか細かいのか関係なく

複雑を好む層にフィットさせて

熱狂させたがってる。



何十年かのちに、令和時代を

昔の流行りを懐かしむ特集で

伏線回収ドラマが流行してたと

伝えるんだろう。



嵐の中にいるうちは気づかない。

いまの私たちには。

トレンディードラマの違和感を

隔世の感で見つめるように。

いつの日か、熱狂は気恥ずかしさに。



いずれ、説明しない余韻を楽しむ

余白を残してあえて説明もしない

露骨に伏線も張りもしない

回収もしない流れになってほしい。



日本のサービスの凝り方と同じ。

たぶん、ソレ違うんだよなぁ。

落ち着きなさすぎる感じがして。



これもこっちはやってるんですと

伝えたい、自分自身の不安解消で。



その解消のためならわざと仕事を

増やしてでも、それを解決して

私たちはこれくらいできますよ

お客さま、褒めていただけますか?



急に旅行者にこう迫ってくる

ホテルスタッフがいたら?笑

それと同じ方向を向いてる気がする。



全体の物事の収まり方に対して

散りばめすぎで、過剰に詰め込み

なんでも入れたらいいみたいに。



実はもっとシンプルなほうが

よりドラマ自体が印象に残る。



マニアが喜ぶ作品が素晴らしい。

そのためには情報過多もいとわぬ。

処理量多すぎても理解してね。



その面白さ求めてるんでしょ?

できますよ、サービスしまっせ。



明日の朝の納豆、すでにかき混ぜ

醤油も凝ったもの、だし醤油で

最高級のものにこだわって入れる。



そしてネギも入れ、七味もかけ

たまごもすでに割って入れてて

ゆずこしょうも入れてるような笑



もっと豆のうまみを活かして

素材そのものとシンプルな味付けで

味わえるようなものが

実は一番、愛される気がしますね。



ただこのドラマ自体も

この後スタッフが

美味しくいただきました。

みたいに、楽しみます。はい。