やっぱりなんか妙な感覚に

みんな支配されているのかな?

歌舞伎界ってどうなんJAROか。



猿之助が事件を起こした、のにねぇ?

死者が出た、大きなスキャンダル絡み。

まだ憶測の域を出ない報道のなか。



中止しないんですね、やっぱ。

独特な空気感で続けてしまうのか。



他の業界ならばそんな大きな事件で

それどころか死者が出たら、やっぱり

普通の感覚なら公演中止や延期では?



なんかこう、すべてをまるで

歌舞伎のように物語化して、

試練を乗り越えてというのを

劇場型に見せてしまうかのような。



特にね、素人のワタクスは

特殊な世界なのかもしれませんが

よくわかりませんから。

素人のタワゴトですからご理解を。



ただ、え?普通にやるの?

普通にGOサイン出る?



ショッキングな事件あったのに

代役を立ててその展開すべてを

利用して観客ぐるみで新しい流れを

つくりあげてしまうような。



実際好きな人はどう感じてるか

知りませんが。理解に苦しむ。



無知な素人からすると率直に

疑問を持つし、若干の不快感も。



事件が起きて死人が出て

しかも家族間で起きたかもしれない

歌舞伎一家で、ってなるとね。



メディアも見た人にインタビューして

頑張ってた、良かった、一生懸命頑張って

次の世代がとか。えぇ?そっちいく?



え?ちょっと違うくねぇか?

まずそのステップに踏み出せるのが。

事件と並行しながら進む世界観が

正直、よくわからない。



休めないとか穴を開けられない

みたいなのと違う話でしょ?

いくら伝統があったとしても

事件とすぐに切り離してる

かのように公演を行うのって。



やっぱり独特の世界で、ファンも

言わば独自の世界観のなかで

肯定化していくのだろうか。



雰囲気や気風に流されてるというか。

観客自体も歌舞伎の盛り上げ役の

一員となってるからか。



ほんとに独特ですよね。

ただ伝統にあぐらをかいて

痛い目にあった相撲という世界も

同じような雰囲気をかつて持ってた。



ちょっと自分本位で社会的な本分を

無視するようなそういうところが

独特な熟成の仕方をしているような。



ある意味では、逆にそれでこそ

みたいな突き抜け感もなくはないが。



社会とかけ離れた倫理で動いていく

それを誰も止められない、気にしてるけど

止められないような雰囲気にのまれてる

そんな気がしますね。



やるのなら観に行く、それも自然だが。

やると決断する流れのなかで公演決定への

躊躇がまるでなかったのかどうか。



おそらくは相撲とか歌舞伎って

伝統芸能的な分野であるし、共通する倫理観

伝統重視みたいな姿勢が根強くある。



社会的な倫理観と少し離れて独自の世界観を

形成してきたんでしょうし、そのなかで

困難を共に乗り越えることで連帯感が生まれる。



そういう覆せない雰囲気や硬直感を

残したまま現代までアンタッチャブルで

紡いできた伝統を覆せないような雰囲気。



業界のみで通用するルールや

世界観がたくさんありそう。



そこに心酔していくファンもいるだろうし

ファンだからこそ、そうするなら応援したい

支援したいとか思うのだろうし。



その支援や応援をすることで育っていく

若手を観客席から共に押し上げていく

そういう連帯感に浸ってしまうのかな。



そういうなんか得体のしれない雰囲気が

過去の相撲にもいまの歌舞伎の世界にも

同じようにあると感じてしまいますね。



猿之助のソレはソレ、コレはコレ

公演自体を止める理由にはならない

みたいなね。キツイ言い方かもしれないが。



やっぱ独特なんですかね〜。

何も知らないワタクスにはちょっと

理解しかねる動きなんですよね。



日本人独特の閉鎖的に立ち回ることで

事なきを得る、いろいろあるけど

頑張ることで乗り切ろうとする感じ。



それをここで使う場面

ではない気がする。

冷静に客観視して決断することも

大事な局面だと感じてますけどね。



もちろん事件を飲み込んでしまうわけ

ではないのでしょうけど。

対外的にも、責任あるGOサインの

出し方には見えない。



わからん。なぜ止まらないのかが。

ちょっと待てと言えない世界なのかが。



それを認めてしまう

のみ込まれてしまう

許してしまう、その

業界の世界観が。