私たちはずいぶんと
待てなくなった。
たぶんこれがすごく
大きいんでしょうね。
待てない自分に対しても
悪びれもせず、気にしない。
みんなやってるし、の逃げ道。
待たせてごめんね、いいよ。
成立条件はお互いのやさしさ。
むかしはできてたのにねぇ。
リアルな対面ではまだ許すか。
いろいろ体面もあるだろう。
表向きでもなんでも。
ただネット界隈ではもう
待つことなんか許さない。
我先に言う、責めるその快感。
わりと誰彼構わず総攻撃。
これに対してマジメに反応すると
余計にこじれるとわかっていながら
オオゴトにしたくないからと
謝罪や要求にみんな応えてしまう。
全部わかっていないのに
全部伝わるまで待てない。
我先にとツッコミにいく快感
ジャッジメントに酔いしれる。
不可抗力なんだろうか。
字面はまさに
抗うことができないチカラ。
それで許すレベルで済ます?
本能に正直にいくとそうなるが
現代人はまたツールが違うから
もっと、むかしの人より考えて
スマートに字面、賢くできるはず。
速報したい欲求というかな。
即砲ですよね、これって。
相手に対しての即、砲撃でしょ。
「即砲欲求」ですね、これは笑
待たされなくなることに
日頃から慣れてしまった。
恐ろしいことなんですよ、実は。
なんでも詳しく丁寧に
提供してもらえる罪。
何罪なんだろうな〜笑
待ってるだけでイライラ
自覚なしに攻撃的になっていく。
すべて大泉でなくスマホのせい。
スマホのせいで私たちは不幸。
いいものはまわりまわって
悪いものだったと気づくのはあと。
ネット社会が成熟というより
熟しすぎて一部は腐ってる。
それも仕方あるまいと思う。
意見はむかしから人の数だけ。
みんなが知るところになるか否か。
むかしと現代の違いはそこだけ。
だから根本的には誹謗中傷を
言うなってことで解決するような
問題ではない。
なぜ誹謗中傷するのか。
そんなことするなでは解決しない。
これはもう明らかなこと。
上から抑え込んでいる反発。
嫉妬、羨望、怒り、絶望など
考えられないくらい入り混じる。
それは相手に腹が立つからとか
気に食わないとか、自分の内側で
出す出さないの問題でもある。
何度も繰り返し書いているが
個人が解放して出す場がどんどん
奪われていっているでしょ?
「公園うるさい、廃止」が
いまの私たちの縮図なんですよ。
みんながうまくいっている
わけでもなく、許容しながら。
子どもがいる人もいない人も
結婚してる人もしていない人も。
お金がある人もない人も。
それでも逃げ道がない人がいる。
声として上がってこないが
確実に充満しているんですよ。
じゃあどうしろっていうんだ。
その解決法を話し合うこともない。
上に従い続けて縮小管理しやすく。
維持管理も費用がかかるから
苦情を待ってたのかもしれない。
ハイ来た。よし、廃止!笑
そんなだったらすごいけど
理由がないとできない行政なら
やりかねない判断でしょ。
奴らは理由付けが命なんでね笑
腐った部分は嫌われる。
いいことだけ、合うものだけ。
選んで飾って。永遠に、快適に。
ホントは腐ってないのにね。
腐ったと思わせて食べさせない
食べられないように身を守る。
生物としての生存手段みたいな。
そういう人も、おそらくいる。
ネットを一時の発散にする側面
日常が退屈、つらさで逃げ込む
誰かと同じ瞬間を共有、共感
関わりたい、寂しさの裏返し。
必要な枠は埋まってしまうと
既得権者は離そうとしない。
そのうち話そうともしなくなり
放っておかれてしまう。
苦情を入れていた人にも
それなりの人生や事情もあろう。
一度うるさいと感じると人は
ずっとうるさく感じてしまう。
そのストレスも計り知れない。
そんな中で成熟していく世の中
勝者の社会のしくみは次々と
チャート図が決まってしまって
ワンワンワワン、ワンワンワワン。
忠実にチャートどおりに進む犬。
感情とプライド捨てて安定を乞う。
家族のため、は理由にならない。
枠が限られ争うからだろう。
枠をつくっても勝者は自分の枠こそ
正規の枠、正義のルートだと叫ぶ。
次を用意する、用意してくれる
おすすめされる、選ばされる。
すごいちゃんとできる、整う。
誰かが後ろでちゃんと
糸を引いている。
それだけはわかる。
ただアシがつかないよう
見えないところから
操っているのだろう。
そいつらは自分が儲かれば
あとは何にも考えてない。
国がどうなろうと、自分が勝てる
その位置に入ればいいだけ。
砲撃、砲弾の嵐は今日もどこかで
私たちの頭上やすぐ横を通る。
ミサイルほどの威力はないが
人を惑わし、恐怖に陥れるには十分。
気づかないうちに人を傷つけ
自らも荷担してることさえも
気づかせないまま飛び回り
人に直撃しているのだろう。