エンゼルス大谷が

今シーズンを終えた。

考えてみたいのは

MVPの意味。



Most Valuable Playerの略

最優秀選手という意味

最も優秀な活躍をした

=数字を残した

選手に対して贈られる賞。



メジャーリーグの規定では

それが常識的。



MVPを争うライバル

ヤンキースのジャッジ



最も優秀な数字を残した。

記録も塗り替えた申し分ない。



大谷はどうだろうか。

投げる、打つ。両方をやり

シーズン通して活躍して

規定の投球回数、打席数に達した。



現役選手や過去の名選手こそ

同時にやり、シーズン通して

活躍することの凄さを

一番、理解しているだろう。



誰もやったことのないことは

しばしば、疑って見られる。

一度は信じてみるものの、



すぐには納得はできず首をかしげ

夢だったのではないか?とか

妙な慣れ方を自分に植え付ける。

いや、普通できるものでもない。



Valueとは、価値とも言う。

少なくとも日本の英語の

勉強ではそっちで習った笑



日本人なら学生時代の英語で

直訳して、最も価値のある選手。

そう理解するほうが自然だ。



もしかしたら私たち日本人が

価値だと信じこんでいるだけ?



アメリカの英語では価値とは

あまり意味づけようとしないのか。



ワタクスは、価値とは

新しく生まれたものに対して

意味を与えるものだと考える。



計り知れないものに対して

意味や評価を与えるようなニュアンス。



そういう意味では近代において

新しく生んだ価値では、大谷は

ジャッジの価値を大きく上回る。



考えられなかったことを

やってのけたことの価値。



過去の記録を上回ることは

他の競技も含めて選手たちも

目標にして到達していくし

わかりやすく定着している。



投手一人、打者一人の成績を

プロ選手二人分の活躍を一人で

シーズン通して規定以上やった

その価値はいかほどのものだろう。



シーズンを通して必要な基準に

両方とも達したことの意味。



常識を超えたものに対して

人間はなかなか適応できない。



一人で二人分の活躍をした

その新しく生んだ価値と



過去の記録を塗り替えた

数字を上回った成績の価値。



この違いをどうとらえるか。

日本人的には日本人を応援する

バイアスがかかり、偏った見方を

してしまうかもしれないが。



冷静に、客観的に見ても

前人未到の意味が違うのかなと。



過去をほぼ同じような規定で

レールのある道の先のレールに

到達した、上回ったことの価値が

ジャッジ。



過去にほぼ例のないことを

やってのけた価値

レールのなかったところに

レールを敷いて同時にやった

それが大谷。



やはり忖度抜きで大谷が

上回ると感じるのだが。



投票する記者たちは

どの価値を見ているだろうか?



過去を基準にすればジャッジ。

過去に存在しがたいことを

基準にすれば大谷。



おそらく記者たちも

どこに基準を置くかで悩む。



それを勝手に決めていいものか

それくらいの新たな基準の見解を

生ませるジャッジ(=判断)に

なるのだろう。



彼らのジャッジ(判断)は?

意見が分かれて決められず

両者同時に受賞となるか。



そうなれば、それもまた

前人未到、新しい価値判断を

生むことになるんだろう。



ワタクスは価値の意味を

新しく生まれたものに置く。

だから素直に、大谷を選ぶ笑



新しい価値を生むことは

同時に私たちの社会においても

大いなるヒントになる。



他人と同じことをしていても

ジャッジになれても大谷にはなれぬ。



いや、なれる人などそうそう

いるものではないが笑



ただそのくらいの気持ちがないと

手詰まりな状況からの脱却は

難しいのだということ。



新しい価値はつくろうとしないと

つくれないし、生まれない。



過去の延長上に

目指すべき新しい価値は

決して生まれない。



できるならこの拙い記事を

彼ら記者に読ませて

説得したいくらいだ笑