いまの時代、私たち日本の社会は
ちょっとだけ「技術が人間の先」
を進んでいるのではないか。
技術をこれまで積み上げてきた
科学的知見のようなイメージを。
人間の下に技術、であればいいが
技術の下に人間、が置かれ始めた。
日本人は特にそうなってる。
自分の意思でペースを
握ることもしなくなり
技術に主導権を奪われた。
他の先進国は何が違うのかと考えた。
彼らは人間を常に上位に置く意識を
全体で守って追い抜くことを許さない。
その姿勢で人間の暴走を守っている
社会全体の役割なんだと。
自分自身もその一人だと。
そう伝わってくる。気のせいか笑
それでも全部をその手で
すくえずに、こぼれた一部から
争いや火種が生まれ戦争する現実は
終わることはない。
ちなみに人間と自然では、立場は逆。
自然を人間が上位に置いていないと
すべて壊れてしまう。
もう十分理解しているはずだ。
複雑だろうが人間は板挟み。
自然＞人間＞技術
こういうバランスをとるのが
人間なんだろうと思う。
人間と技術の問題に戻すと
基本線は人間、自分たち全体のため
人間の軸をブレさせないために
手綱を離さないという強い意思がある。
一流海外騎手の競馬の手綱さばき。
日本は技術という馬の意思に
むやみに任せすぎていやしないか？
暴走を止められなくなっていく。
一部の人間たちは正しいと思い
馬が走りたいように走らせるが
着順が悪くても責任はとらない笑
証拠が科学的で根拠があれば
人間は従うのって当然だと思う？
それってほんとに正しいことだと思う？
某キウイの歌みたくなっちゃったが笑
理由があればやっていいことか？
理由の前に、ホントにやっていいか
考えることもしなくなっていない？
やったあとの展開の想像力不足。
正しくやることを、先も見ずに
上位に取ってきましたからね。
その結果、全体の負担が増し続ける
という日本の不可思議な現実。
間違っていたよね？ほら。やっぱり。
コロナの日本の対応にしてもそう。
人間がどうしたいより根拠を上に
置いてしまうことを許してしまう。
なんかあれば、すぐ根拠とか法律とか
ルールとか自分たちの意思以外のものに
基準を置いて逃げようとする心理が出る。
それはね「エリート逃げ」なんですよ。
間違ってきたことを勇気をもって
修正するには、プライドが許さない。
正しくやることを積み重ねて
エリートたちは育ったからか。
日本独特のコロナ遅れの原因が
こういうところにもある。
間違っていることをしたつもりもない。
だから間違っているとは認めたくない。
これがすべて。停滞のすべて。
エリートたちは自分が幼少から
習得してきたように、社会でも
同じようにやろうとするのが
正しいことだと思いこんでしまう。
違ったでしょ？これこそ
何十年と振り返れば、結果出てる。
自分は間違ってないのにと憤慨してる。
万能の神にでもなったのかというくらい。
自分の使命感に酔いしれ過ぎだろう。
でもそんなうまくいくほど人間は
単純にできていないから、逆に面白い。
社会は正しいこととそうでないことを
うまくバランス取り、入れて混ぜる。
そのアンバイが大事なんだと気づく。
エリートたちは当然、バカじゃない。
こういうことも既に気づいている。
でも自分が動かしてきたことを
いまさら否定できないんですよ。
わかっていても否定すると負け。
負けると立場がなくなり窮する。
それがわかるから意地でも残る。
しがみついてでも、ぶら下がってでも。
勝者の場に残り続けようとする。
彼ら自身が間違ってきたんだという
事実を十分に認識しながらも
退かずに自身の立場安定のために
守ってきただけのことなんです。
古来より同じ構図ではある。
だが人口爆発のあとの停滞期で
この構図は犠牲が大きすぎた。
そうしているうちに現実は
幸か不幸か、急激に進歩し続け
大多数の人間を、技術が追い越した。
技術の手綱を握るヒトニギリの人間は
ポジションを有利に取りながら盤石だ。
その手綱を握っているつもりが
技術に逆に主導権を奪われている。
そこは気づいていないんでしょう。
「エリート逃げ」をかましながら
有利な立場を崩すことは絶対にやらない。
討ち果たされぬ限りはね。
やるとしても自分の立場の安心安全を
十分に確保してからだろう笑
シンプルにできることは何か。
技術が呼び込んだデータや根拠などに
人間が主導権を奪われないこと。
人間の意思をどんな局面でも
上位に置いて暴走を止めること。
そして日本はまずは何より
エリート逃げをせず
間違いや負けを認めること。
そうしないと大衆が彼らを
引きずりおろすまで
不毛な争いは終わらない。
騒ぎを自分で大きくして
犠牲を多数出して遅れを取り
結果的に、他国に負け続ける。
どっちが「カシコ」ですか？
そのＳＤＧｓも間違ってない？
そのＳＤＧｓは信じられる？