最近、ふと思った。
ネットの声みたいなものを
AIで集約してデータ化すると
いったいどんなキャラクターの
人間像が浮かび上がってくるのか。
メディア側はある程度、オタク気質な
コメントをピックアップしつつ
読ませようという狙いに合うような
意見を意識しているのはバレバレだが。
トータル的にあまり好感度の
高くないキャラ像が出来上がる
それだけは、たしかだろう笑
テレビなどで音声で
ネットのコメントを紹介するときは
得意げにネット用語を使いまくり
ちょっと小バカにしたり
知ったかぶりで出身でもない
関西弁を駆使するような
オタク気質な意見を採用する。
見栄えがいいんでしょうね笑
ワタクスもたまに使いたくなるから
人のこと批判できないですけど笑
中年以降の意見っぽいものには
ちょっと神経質なナレーションや
マジメっぽいテイストを入れつつ
困った雰囲気、怒った雰囲気を
巧みに乗せて私たちに
印象づけようとしてる。
字面だけだとなかなかコメント者の
性格までは反映しないものだけど
そこに意図的に、音声でキャラ付け。
もうほとんどメディアの
思いのままに。
コメントしている人たちの
素性もなんなら怪しい。
そう考えると大衆はダマサれがち。
ドラマは面白いと思わせるように
リアクション強めの３割４割増しで
ベタ褒めやカラめの批判を交えて
意のままに操るメディアの記事を
なんの疑いもなく読んで信じて。
人間ってなんなんだろうなと笑
個人のメディアとしてさまざまな
ツールを得た私たちですけど
やっぱり大衆をメディアがうまく
利用してコントロールしているのが
クソ気に食わないけど、実体ですね。
反応しなきゃいいんですけど
一部が反応するとそれに呼応する。
そこから波ができて広まってと。
確信犯的な一部の人が強くプッシュ。
するとまたたく間に広がるという。
良くも悪くも手のひらの上で転がし
炎上商法と同じ構図が、ネット上には
多すぎて困るくらい成立している。
それでも日々のネタでなんか言いたい。
それがストレス解消になってるから。
言いたいネタを提供するメディアと
呼吸が合っているのかもしれない。
それが良くない流れになってると
わかっているけどやめられない。
僕はこう思う、私はこう思う。
それが発信できるのはいいことだ。
かつては封殺されまくってた意見。
芸能人のように振る舞いたいのか
写真を載せてアピールしながら
どう？見て見て、いいでしょ？
そのなかで都合の良い意見だけを
ピックアップして世論を形成して
賑やかし上等のメディア中心の文化。
いまは過渡期なのかもしれない。
若い世代は違う使い方で
自分をつくっているように思う。
自分主体で動かそうとする意思が
古い世代よりナチュラルに強いから。
少しずつだがメディアを通した
有名人を崇拝するような流れは
昭和、平成途中で潮目が変わった。
有名人、タレント、芸能人が
メディアを介してつくった流れが
昭和、平成は確実にあったし
玄人対素人的な構図の対立から
有名になった素人を芸能人側に
うまく取り込んでいく流れ。
いまはそこにいて、引っ張り合う。
YouTuberからのタレント化がそうで。
どうしてもまだメディア＋玄人が
素人を牛耳る流れは強いんだろう。
中年世代以上もその流れのほうが
憧れ方や支持の仕方に慣れている。
変わらず芸能人側を支持しやすい。
自分の意見はそこそこにして
芸能人の意見をそうだそうだと
プッシュしつつ自分の意見として
オリジナルな視点は持っていない。
メディアの記事を浴びながら
情報を受け取り、その情報で自分の
意見をシラズシラズ形成してるような。
さも自分も考えてたと思い込むように。
知識欲というのも自分で考えることを
捨てた意識だと言っても過言ではない。
知識は良く整理された裏付けのある
正しい情報かもしれないが
その情報のバイアスにかかってしまい
自分の意見が間違っているかどうか
それすらもわからなくなり
自分の感情にフタをしてまでも
従おうとしてしまうことがあるでしょ？
結局、自分の意見を堂々といえない
あらゆる意味で遅れを取り続けても
他人任せ気質の日本人の国民性を
形成している、軸のようにも思える。
若い世代はいい意味で
有名人に意識を寄せすぎずに
自分の意見を発信するツールを
自分の意見のみで通し続けてほしい。
個々がそれぞれ突き抜けるくらいで
船頭多くするくらいの逆の常識化で
ようやく変わってくるのだと思う。
そこまで極端にやらないとね。
日本人は流れを変えられそうにない。
ずっと同じこと繰り返してるんだから。
誰かに頼らず、依存しすぎずに
自分は自分、それを認める社会
そこまでの流れをつくって初めて
ようやく日本は変わるのかな。