コロナの流行の件。

世間の認識のスピードって

感染拡大ほど速くない。



認識とのズレが常にある。

重症者が多数出た時の

種類の感染者数の波の時と

同じイメージがまだまだ

私たちのどこかに残っている。



そのへんの細かい考え方を

アジャストさせていくような

アナウンスの仕方については

国は不十分ですよね。



私たちはただでさえ

自己判断が苦手なので。



経済を回すってことと

これまでと変わりなく

感染予防対策をしてくれ



だけでは不安が大きく

納得できていない人が

確実にいるはずです。



新規感染者数の毎日の発表で

数字に囚われすぎてもいる。

もっと言葉や切り口に

伝え方の工夫があっていい。



人は惰性的に動くものだから

不安でも流れは止まらないし

簡単には言うことも聞かない。



ただ、いまは少しだけ

表立って目に見えてはいないが

お達しからの自立の兆しが見える。



飽きているのが一番ですけど笑

その飽きが自立を促し始めている。



ハッキリしない国にもう

呆れている感じが出てます。

なら、それならそれで

逆に自立を促す方向もアリ。



国は本当はもっと国民に

見透かされない程度に

うまいなと思わせることを

していいと思うんです。



国もリスクを取るのを

ためらっている及び腰では

成長などできないから。



補助輪ついた自転車から

ようやく補助輪無しでも

乗れてきてるタイミング。



でもまた行動制限という

補助輪をつけちゃうと

また自分で乗れなくなる。



慣れて動かせるかどうか

補助輪外して乗れるのかどうか

すごく大事な時期だと感じる。



だからこその、ちゃんとした

気の利いたアナウンスを

してほしいものです。



それと、もとからの問題で

日本の社会の人口密集の

バランスを改善しないと。



どうしても自動的にテンポ良く

動いてしまうクセがあるから。



混雑を避けて動く発想があっても

実行できないまちづくりを

長年かけて許してしまって

人が集まる空間を解消できない。



どこかの大学の集団行動の

パフォーマンスのように

ぶつかるギリギリでかわす



計算されたような整然さに

酔いしれる部分も否定できない。

うまくこなしてる感が好きな国。



人の密集が多すぎるのは

人口が多くなってからも

過去のデザインを壊さず

丁寧に慎重に継ぎ足ししながら

重ね続けるようにしてきたから。



利便性のために人を密集させる

まちづくりを止めなかったから。



そこまで意識がいってなかった。

大局で見られていなかった。



常時の利便性が

非常時には非利便性に変わる。



日本って小さい国土に

比して人が多くなりすぎた。



満員とかでも割り切って

その渦に入っていかないと

うまく回らないほど密集して

混雑を正当化してる国でしょ?



でもその原因を考えようとは

してこなかったんですよね。



こなすのに忙しくて意味を

考えようとしてこなかった。



手の届く周囲の近い距離に

何事も集めたがる傾向があるし

それに従って人も集まり出す。



一度密集しやすい人の流れを

変えてみるためのアプローチを

真剣に考えてみたほうがいい。

まちをつくりかえるくらいの。



もう少し民間と一緒になって

住民も交えて真剣に議論して

人の流れや意識を変えるような

アプローチを試してみるべき。



かなり難しいだろうし

国民に理解してもらうのも

難しいからなのかもね。



流れに乗ると、流れが悪くても

自分で降りられない国民性と



それを可能にしている

コンパクトすぎるまちづくり。

その影響も大きいのではないか。



便利にするがゆえに

近場に集めたがるから

人も集まり出して手に負えず

流れに任せてしまってね。



惰性でやり過ごすクセがついて

それを改善するのもめんどくさがり

考えようとしてこなかった。



自分の意見もあるにはあるが

主張したところで流れは変わらず。

サービスに乗っかるラクな

まちづくりをした影響で



全体を変えづらい雰囲気をつくり

既存を守り改善できなくなる

横並び的なまちづくりを

許してしまったのではないか。



コロナに関しては慎重論重視で

補助輪を、またつけて戻すのか。

大きな岐路に立つ。



後退させたまま世代を交代して

若い世代におんぶするには

課題が多すぎやしないか?



まちづくりにしても

もっと大局で見つめて

視点を変えてみる必要がある。



支店ばかり近場に乱立させる

まちづくりは個性もなく

何より美しくない。



国土は簡単に大きくならない。

私たち生きているあいだは

隆起して土地が広がることも

ないだろうから。



それならば、いまある中で

便利のもう1個先に

上手で丈夫なデザインを。



今こそやってみる価値は

あるはずだと感じますね。