サッカーの海外のリーグ。
スコットランドのセルティック
日本人のFW古橋が大活躍中。
さらにこの冬3人の日本人が加入。
日本のJリーグでも指揮をとり
Jの日本人選手を良く知る
セルティックの監督の進言だという。
楽しみなのは楽しみだが
案の定、人種差別問題だ。
まだまだ根が深い。
自分と何か異なる者に対し
ある程度、拒否反応が出る。
これは自分にも多少、ある。
否めない事実だと言える。
想像するに、どんな人間でも
気をつけていたとしても
ゼロにはできない感情である。
ある程度仕方のないことにして
とりあえずケンカをやめてみないか?
と思ってしまうのだが・・・
差別というのは
知ってて行うものに近い。
慣れない状態での
拒否的な反応とは
ちょっと違う。
そこにサッカーの場合
ライバルクラブへの
ネタミソネミの感情が絡む。
あえて挑発するみたいな
ニュアンスも若干、そこには
含まれているように思う。
感情的になればなるほど
つい軽率に、みたいな感覚で
日常的にやってしまうのだろう。
もちろん断固たる態度を
とること「も」大事です。
すぐに伝わらなくても
時間がかかったとしても
主張していくことは大事。
しかし相手を刺激しすぎず
無用な対立をさせないことも
いまの時代は大事ではないか。
こちらも感情的になると
それこそ、火に油状態。
相手に自分で気づかせる。
そんなアプローチの仕方を
考えてみる必要もある。
あえて笑顔で返したり
ユーモアで返すことも
実は重要なんだと感じます。
もともとアジア人蔑視は
近年、多くの選手でみられる。
急に活躍したらなんか憎たらしい。
すばしっこくて捕まえづらい。
うまくて、速くて、腹が立つ・・・
もともとあった感情で
本人たちは差別だとまで
感じていない行動も
含まれていたりする。
つりめのポーズもねぇ。
そりゃ欧米人などと比較すると
目は細いですよ、古橋も細いし。
こりゃもうしゃーないと。
各人種にもそれぞれ
変えるに変えられない
特徴はあるし。
言わない、しないは
窮屈にしすぎるだけになる。
もう受け流すことも、この際
重要なんではないかなと。
日本人は、弥生か縄文かでいうと
弥生顔のほうが標的になりがちか。
縄文顔もサル扱いされたりしますし。
揶揄と警戒は大まかにわけると
よく知らない存在に対しては
同じカテゴリーに入る行動
に違いない、みたいに解釈してる。
まだ慣れてないんですよ。
自分たちの生活文化の圏内に
突然、入ってきた違和感で。
すぐに快く受け止められない。
受け入れられない状態で
不安や怖さに似た感じで拒絶する。
だからちょっと、時間がかかる。
たぶんまだ、しばらくの間は
大衆の感情から消えない。
私たち日本人の社会も同じこと。
いまよりもっと外国人が少なかった
数十年前を思い出して下さい。
まだ全体も慣れていなかった時代。
もっと偏見の目でみてた可能性が高い。
慣れるまでにおそらくは
半世紀近くかかってる。
想像つきましたよね?(笑)
特にスポーツ選手のなかで
「日本人っぽくない」ことへの
違和感はもっとあったはずだ。
それは身体能力のナチュラルな
どうしようもない差を感じて
不公平に感じる気持ちもあって
余計に反則だよとか、ズルイとか。
あえて口に出してないけど
思っていた人も多かったはず。
ただ、全員が発信力を
持っていなかった時代だった。
だから大きくは伝わらなかったが
絶対あったはずです。
悪く言うとこれも慣れなんです。
じわりじわりと慣れてきて
当たり前に違和感がなくなっていく。
最初は食わず嫌いみたいなもので
そこから存在として近くなったり
回数を重ねていくと印象も変わる。
その人を受け入れる態勢が徐々に
でき始めるようになっていき
いつしか自然に受け入れる。
それこそ自転車に乗るように。
いつしか当たり前の感覚で。
古橋が活躍し始めてから
彼を止められないライバルの
チームの選手やサポーター。
憎たらしいほどの感情を
何かにぶつけたいんだろう。
ただこれも表裏一体というか。
古橋も含めて選手が結果出せず
チームも活躍できなくなると?
味方サポからも
手のひら返したように
差別的な感情は出てくることも
考えられなくもない。
そこにひとつひとつ反応して
一喜一憂しすぎてもキリがない。
笑顔やユーモアで返したり
笑いにしたほうがいいと
ワタクシは言い切りたい。
相手をイジル側にしてみたら
意外すぎる反応に思わず
「思てたんと違~う」
リアクションになる。
怒ってくれよ、傷ついてくれよ。
そういう反応を期待してる。
そこにまったく予期せぬ
リアクションを相手に与える。
これによって相手が
自分で悪かった、言い過ぎたと
気づく可能性が上がる。
サッカーが盛んな国では
私たち日本人が考えられないほど
感情的に、熱狂的になる。
大柄で屈強な選手が揃う中で
小柄で、すばしっこい日本人。
ちょこまかと動き、捕まえづらい。
スピードでピッチを縦横無尽に
切り裂かれる。
無意識に下に見てたアジア人に。
ハラワタ煮えくり返り、イラつく。
心底ムカついていたのかもしれない。
サイズも含めて同じような
選手をさらに取って
これ以上かき回されたら
もう冷静ではいられなくなる(笑)
残念ながら、前田は
古橋よりも速い(笑)
もっと腹立つはずですよ(笑)
さらにスキンヘッドにヒゲ。
相手が憎たらしく思うには
十分な第一印象ですね(笑)
だからこそあえて
笑いに変えてユーモアで
返してやりましょうよと。
プレーで黙らせることも
大事なんですけど
あえて違うアプローチを
するのであれば。
相手の感情を少しだけ
クッションを効かせて
こちらが受け止めて
衝撃を緩~く逃がす。
ここでユーモアある返しをする。
相手は日本人よりユーモアが
わかるはず、好きなはずです。
相手を刺激しないことも大事。
たぶん感情的になっている行為は
ライバルサポなどのシワザ。
敵に対してこちらも
敵意を向けたくなるが
火に油状態になるのは
誰でもわかる。
久保建英選手にさえ
味方側の人間が何か伝えたいとき
ジェスチャーでつりめポーズを
したらしいからね。
こういうときはニヤっと
笑ってアクション付きで返す。
片手でも両手でもいい。
親指と人差し指の腹を
くっつけた状態から開いて離す。
指で目を大きく開くような
しぐさをあえてして
笑顔で返してやったらいい(笑)
怒らせようとしてる相手が
笑って返してきたらどう思う?
戦意喪失、肩透かし、はしご外し。
タイミングずらすフェイント、パス。
サッカー選手なら、お手のもの。
それが一番いいんじゃないかと
思う今日この頃です。
今日も長い。オチもいまいち。
ありがとうございました。