衆議院総選挙から1か月。
日本はどう変わったか?
変わるどころかいまだに
停滞したままの印象が強い。
そんな都合よく早く結果は出ない。
だが、すぐに出さないと認めない。
私たちはスムーズに
何事も進むことを
相手に期待しすぎてしまう。
たしかにおかしなことは
たくさん、ありすぎる。
クーポンにかかる事務費とか。
日々、いろんなおかしなことを
次から次へと見聞きするあまり
私たちはストレスに感じてしまう。
情報を浴びれば浴びるほど
ストレスをかさ増しされ
感情をかき回されるように
増幅して波を大きくする。
その原因はなんだろうか?
いつの時代もこうやって
期待しては失望する。
そして期待しなくなるという
プロセスを繰り返してきた。
どこかで変えたいという意識を
私たちも想像では描きながら、
やってくれるだろうと期待する。
それでもしばらく経つと気づく。
ま~たヘタこいて失敗している。
イヤな気持ちにさせられる。
あっ、これ前も同じところ通った?
って同じ道にまた戻ってくる。
その原因をイメージすると
意気込んで掲げた内容を
同じ箱に入れてしまうから。
箱とは社会全体のしくみ。
変えたい人は意気込んでいる。
それは伝言ゲームのように伝わる。
リレーの先の人はまだまだ
意識が変わっていないままで。
言われたことを粛々と
それまでのルールにのっとり
やるのが常識のようになり
それが正しいことと
認識してしまうから。
炭酸飲料を注いでいるかのように
既存の社会のしくみに流し込む。
しかし次の人に
リレーしていくにつれて
変える意気込みは少しずつ低下。
シュワッシュワな活きのいい
当初の意気込みは、いつしか
シワッシワになり、しぼんでしまう。
意気込みは思っている以上に
最初の熱量そのままでは
伝染していかないものだ。
受け渡し、引き渡していくに連れて
あまり考えずに流れ作業的に
実際にこなして処理してしまう。
よーく注意して取り扱わないと
最初は良くても習慣づいた流れに
吸収されていくのを実感できない。
言われないと気づけない箇所を
いつも通りに通ってしまって、
結果としてまた、同じ道に戻る。
ここを意識して全体で共有しないと
いつまで経っても、またいつも
同じことを繰り返すハメになる。
メビウスの輪から抜け出せなくて
いくつもの罪を繰り返す。
そんな歌があったなと
ふと頭に浮かんできた。
もしかしたら変わるかと
期待した国民感情もあるだろう。
だが、残念ながら一度や二度で
変わるはずがないのだ。
ここで興味を失くして
また無関心に戻るのかな?
それもメビウスの輪のように
なっているとしたら
私たちはどうするべきなんだろう。
また誰かに教えてもらうまで
待つつもりなのだろうか。