いまの私たち、実は持ってる。

隠し持ってあまり認めたがらない。

同調圧力の一種だと思うが、

「同程度圧力」という存在を。



自分と同程度に相手を

持ってこさせようとしてしまう。



先に行く人にちょっと

嫉妬してチョッカイ出してしまう。



ちょっとちょっと先にいくなよ。

まだ自分が食べてる途中でしょうが。

みたいな、遠いか。

伝わんないかな(笑)



いまの時代に限らずだが、

より目立ってきた印象もある。



飛び抜けた才能や

開花し始めた才能。



惜しみなく称賛する一方で

何か気に食わないという。

挙げ句、あら探しをしてしまう。



その感情を同居させているのは

みんないっしょだ。



ただ、言わなかっただけ。

言うけど他人に知られなかっただけ。



いまでも多くの人は

言わないだけで

いろんなことを考えている。



結果、うまく自分の感情を

整理できない人が増えて

軽はずみな発言をしてしまう。



むかしなら

うまくいかなかったことが

技術の進歩、向上などによって

うまくいくことが増えてきた。



ツールを使いこなせば

才能を開花させられたりできる。

そういう世の中にもなってきた。



だから、それまでの人生やキャラが

たとえうまくいかなかったとしても

なにかと「逆転可能」な時代になった。



自分の得意なことに特化して

やりたいことをやろうとする人が

全体として増えてきてはいる。



背景にはうまくやろうとしても

途中からでは参加しづらかった

これまでの社会のしくみがある。



そのしくみはある程度、安定した。

安定はするがノビシロが限られる。



いまでも多くの人がしくみありきで

その前例を頼りにして疑わずに

人生を有利に運ぼうとしている。



しかし徐々に動きが認められ

崩される流れができ始めると

人生を幼少から有利に進めてきた

はずの人間が「なんかイヤ」になる。



彼らは、なんか先に行かれた感じがして

その人を快く思えない感情を持つ。



特に自分より下に思えた人間が

急に評価されると感情は忙しくなる。



SNSで感情を吐き出してしまって

ムダな混乱を招いていますよね。



尾ひれがついて余計なエネルギーに

生まれ変わってしまっています。



あとは自分も言いたい。

考えている、評価されたい。

我先に言いたい、書きたい感情。

それもあるでしょう。



でも、文句をつけて足を捕まえて

行かせないようにしてるのは

案外、成功者たちだと予測している。



犯人の多くは成功者たち、あるいは

成功者から脱落した人たちではないかと。



これまではある程度決まってからは

逆転不可能だった日本の社会が

絶対ではなくなり、崩れ始めた。



彼らには焦りがみえる。

自分たちは、やりたいことも

早々にあきらめて競争に力を注ぎ

勝ち残ってきたはずなのに。



横から抜かれていくのが

なんだか納得がいかないのだ。



うまいことやりやがって。

でも羨ましい、でも腹立つみたいな。



この解決法はただひとつ。

しくみから外れても安心できる

ルートを認め、支援することです。



日本にはまだまだくすぶる人が

多くいて可能性の低い順番待ちに

並ぶしかないと考えてしまう。



逆転ができる明るい未来への

視界良好とあれば人は変わる。



ならやってみようって一歩が

踏み出しやすくなるはずだ。



いまはリスクを背負えないと感じ

社会のしくみが動いてもくれない。

だからみんな、安心して踏み出せない。



そういう選択肢をとれる

支援をつくるともしかしたら

もう少し、いまよりは

風通しが良くなるのかもしれない。