最近、キムタクのCM起用が

妙に増えているが、案の定

ワンパターン化されている。

狙いが同じで、逆につまらない。



いつまでも若く、カッコよく。

スマートさと洗練されたセンス。

この人が言えば、みたいな短絡さ。



スマートさには体型も賢さも含む。

体型についていけてる人は

この世でどれだけいるのだろう。



怠惰な自分がみじめに感じる人も

ほんとは多いのかもしれない。



それだけ時間とお金と労力を

自分にかけられる羨ましさが

逆にシャクにさわる人も。



一時期の老化を挽回した彼を

劣化しない偶像としてまつる

「憧れレストラン」に誘い込み

大衆に提示しようとしている。



その狙い方、もう通用しないよ。

飽きてるのに気づかないのかね。



カコキムタクは知ってる人にも

知らない人にも需要が薄い感じがする。



世間の中年世代は劣化を受け入れてる。

誰しもが通る道で受け入れる道だ。

抗わせようとあおり買わせようとか

ついてこさせようと、目論む算段。



うまく客の機嫌をとるかのように

世間のもつキムタクのイメージの枠に

つくり手から相手に合わせて

当てにいってる感がもう、サブい。



イメージを売る商売ならば

過去や相手に合わせるのではなくて

新しさで発見や関心を惹きつける。



そっちのほうが面白いのに。

発想できないわけではあるまい。



会社自体も他と違う評価を得られる。

頭一つ出て、この会社は違うという

ブランド価値を得られるはずだ。



でもホントに芸が無いのか

キムタク側がそのパターン

でしかやらないのか。



過去をなぞりすぎて、面白くない。

さんざん、こすり倒したネタで

まだ笑うだろう、みたいな。



草なぎ剛がオムツのCMやるくらいの

インパクトが個人的には正解(笑)



もうね、ひと昔前の狙い方を

踏襲してるうちは新しい流れを

つくれませんよね。



これでまだいけるって感覚に

少しでも不安を感じたら、それは

実は先読みすると、もうアウトだ。



でも、つくる側はわかっていても

カネ出す側がわかっていない。

おそらくそんな感じでしょ(笑)



大衆は自分が知っている前提の

「そうそう、これこれ!」

ってのはもう欲しがっていない。



と見立ててあえて攻めに出るほうが

意外に全体的な効果は高くなる。



キムタクってこうだよな。

こうだったよな。そうそう。

という共感では面白味はない。



正解は○○ですとわかっている問題を

受け手に与えて正解したようなもの。



過去問ですよ、過去問。

過去に出題され知ってる問題に

そんなワクワクしますか?



それよりも昔のイメージを

くつがえしてしまうほうが

インパクトがあるでしょ?



いままでにない

新鮮なインパクトを

与えてくれるものに

人は心を動かされるんです。



過去をなぞる。すると過去を

知る好きな人は共感する。



嫌いな人は興味を持つが

腹立つから、けなすだけ。



過去を知らない人に対しては

「世代の違う昔の歌」で盛り上がる

あの雰囲気の疎外感。



近年は若い人も含めて

特徴がみえてきている。



自分が興味を持てないもの

最初から自分が有利な状況にならないこと

新参者として下から入っていく立場



こんなポジションにさせられることを

極端に嫌う人が増えてきているんです。



みんなが同じ位置からスタートして

みんなが同じ感じで楽しむみたいな。



妙な平等感が無いと参加してこない。

おそらく教育やしつけの影響が大きい。



あと、知らない恥ずかしさを

自分だけ味わうなんて考えられない。

どうせならみんな知らないことのほうが。

っていう心理もありそう。



過去をなぞることで

大衆のこれが欲しかった

というなぞり方に合わせて

提供するサービスのやり方は

次の世代には繋がらない。



商売になるならピンポイントで

という狙い方もわかるが。

そこだけでは全体が成長しなくなる。



過去を待つ人に過去と同じものを

与えたとしても免疫があるからか

喜びはあまり続かないんです。



過去を知る人は

知らない人に対して

少しマウント気味になるし。

哀しいかな、人間のサガで。



前述したように過去を知らない人は

この構図がもう、気にくわない。

あまり乗り気になれない。



ちょっと表現やニュアンスが

難しいが、知ってる人って

やや得意気になってしまう。



リアルタイム世代の得意気な雰囲気は

新しく見る人のノリを悪くしてしまう。



最近では東大へ行け!って決め台詞の

以前やったドラマの第二弾があった。



このときも前回を観ていた人が

懐かしんだり、「これだよこれ感」を

提供されて盛り上がりをみせた。



制作側もそれを意識をしている。

一定の層の欲しがり方にあてがっていく

この構図があるんです。

過去をなぞる典型だが、すぐ飽きる。



だからこそ逆にキムタクも

イメージに無かった戦略のほうが

実はいろんな人をより新鮮に

惹きつけるのではないか。



キライだった人は

そんな一面もあるのかと

驚きと意外性に

好印象に変わる人だって

いるのではないのか。



知らない人だって

過去をなぞらない分

新鮮な印象から入って

過去とも比較して

そのギャップを面白がれる。



そういう仕掛け方が

変えるキッカケの流れを

つくっていくんです、きっと。

世の中の新しい流れを。







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ままならぬまま
アメブロで「新しい鑑」というブログも同時進行中。 同じ記事を投稿してます。 言葉とアイデアと発想で楽しく、面白く。 他人の文章は読まず、情報を入れすぎずに 自分の感情で考えて書くことにしてます。 頭の中を文字化したい、可視化したい感が強めです(笑)
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