最近の私たちはどうやら
コレ自分にもできる、やりたい!
ってことを探してる。
それがスイッチになって
自分が動き出す何かを潜在的に
求めているんじゃないかと。
ただし、既存のやり方と
ちょっと違うところに
ヒントがあると感じる。
自分では、まだ今の段階で
得意だとか興味だとか
わかっていない状態が多い。
自分をうまく活かしきれないまま
時間だけ流れてしまっている。
そんな人が自分を解放する
熱くなって夢中になって取り組む
何かを欲しているような。
自分が100%頑張ってぶつかって
失敗したり成功したりの過程を
味わいたいのではないか。
こうしたら面白いと
提示されるのも
もう、あまり面白くない。
けど、自分ではどうも自信がないし
いま一歩踏み出すキッカケもない。
そういう人に手を差し伸べる
ビジネスがたくさんあるが
意外とみんな長続きしないのだ。
それは相手が主導権を握ってるから。
自分がこうしたい、けど相手から
こうしたほうがいいですよと提示される。
そうすると失敗することが少ない。
ビジネス相手は最終的に
その成果を提供するために
良かれと思って教えてくれる。
でも本人はその過程の不自由や
ストレスもあえて感じながら
乗り越えて成し遂げたかったりする。
何でもそうですが、自分の意思で
スタートさせて、自分で求めて動いて
行動したほうがやる気が落ちない。
その充実感は語るまでもない。
成果物を手っ取り早く欲していない。
過程の紆余曲折の実感を味わいたい。
成果物を得て満足するパターンを
現代人は、ある程度やり尽くして
そのパターンでは上には行けないし
飽きてしまったんですよね。
そこに気づかずにビジネス側は
まだ一つ前のバージョンで攻めてる。
こうすると失敗しないで
成果を得られますよと
ゴールを成果物のみに設定して
ソッチに誘導されてしまう。
実はすごく大事なポイントです。
提示待ちの姿勢を安易に
つくられたくもない。
そういう人が増えてきているのでは?
次はコレをやってそれができたら
コレをやって下さいっていうのは
冷静になって考えるとわかるでしょ?
あまり面白くないんです。
操作されてる感が強くて
途中で自分で気づく発見や喜びが
なんか100%じゃない
味の薄さを感じてしまうんです。
たぶん働くことの本当の喜びって
こういう過程の経験に隠されていて。
私たちのほとんどが業務として
役割をこなすのは、この喜びがない。
仕方なくやっている。
だから仕事を「させられている感」が
強くなって、楽しくなくなってしまう。
働くことの次のバージョンを
実現させるために必要なことは
主導権を握って自分で動かすこと。
その流れをつくらないと。
働かせる側の旧バージョンでは
もうなにかと打開できないから。
日本の社会って主体性が無くて
動かせないところがたくさんある。
働くことも、自分がこうしたいと
考えて動かせる環境をつくると
面白くなっていくと思いますよ。
ちょっと早いかもしれないけど
新しいことはちょっと早いほうが
魅力的に見えるから。
ソッチのほうがワクワクは
強く、そして長く続くはずです。