ようやく観ました。

キングオブコントの会。



感想はですね、面白かったのと

そうでなかったのがあって。



やっぱり長尺のコントは

興味が薄れていく感覚が

自分でもわかった(笑)



録画で観たので早送りできたが

リアルタイムだとキツかったかな。



「キャンプ」でテンションが上がり

「おめでとう」の松本で、

あ~コレコレ(笑)ってなって。



中間から「管理人」前まで

かなりダレてしまいました・・・



やっぱり松本のコントは何か

違いますよね。

たぶんそれは基本、ワタクシが

彼の笑いが好きだからですけど。



ただ、時間の使い方とか

引っ張り方とか。



観てる側が次どうなるんだろうって

引っ張られてついつい見入ってしまう。



見入ってしまう感覚が持続するんです。

こちら側の興味が持続するというか。



この感覚は半分は松本が好きだから

というのもあるんだろうけど、

残りの半分は小峠とかも言ってた

アドリブ的なコントだから。



その緊張感が観る側にも

出てくるんだろうなと。



この3つ以外(ダーハマネタを除く)

長尺のコントは途中で飽きてくる。



興味が持続しないんですよ。

ということは、緊張感がない。

観る側が続かなくなるんです。



気楽に観て、楽しみたいのはある。

でもコントに見入って楽しみたい。



その感覚があるほうが、

笑いが増幅するような感じがする。



だから予定調和的な長尺コントは

観てるコッチが飽きてしまう。



ロバート秋山も大好きですが、

終盤あたりにやった長尺のネタは

途中で観てられなくなって

早送りしてしまった。



興味が持続する、緊張感が持続する

そんな長尺のコントは、長く感じない。



でもそうじゃないコントだと

こんなにも長く感じて

途中で興味を失うのかと。



そのへんの「有る無し」が

松本と松本以外では差があるんだなと

感じましたね。



ただ、シソンヌじろうはイイね(笑)

松本に一番近い異質さや雰囲気があって。



コントってやっぱり難しいなぁ。

笑いがポンポンとリズムよく

続くものもいいですけどね。



長く長く引っ張って、

ちょっとずつ笑いが

増幅していく感じが

一番いいのかなとも思う。



松本も一番、声量デカかった(笑)

声の張りは相方のこと言えないくらい。

すげー。ほんとにすげーな。コンビで。



あれだけ昔、声を張らない芸風で

ボソッと天才的なボケをしといて

年取ってから声張るのって

面白過ぎるでしょ(笑)



あのメンツで誰よりも声張るって

どういうこと?って(笑)



笑うポイントに声の気迫が乗ると

違う加速がつく感じでグワっと変わる。

やっぱり一番マジメに取り組んで

一番すべてを出し切ってるなって。



他の後輩たちはちょっと緊張もあり

チカラ発揮できずじまいなところも

あったかもしれないですけどね。



なんなんでしょうね、松本のあの感じ。

演じようとすると台本をこなす感じで

面白くないし、興味も持続しない。



でも演じているんですよね。

演じてるというか、自分に設定が

乗っかってくるその変化の過程を

アドリブ的に発している感じなのかな。



「管理人」の世界観はニンマリした。

笑ったんだけど、ニンマリの印象が

より強く残った。



ドア閉めてるあの間の何秒間とか。

あそこでちょっとずつ笑いが

増幅していく感じが松本ですよね。



シワッシワのほうれい線まる出しの

ババア感がもう、ハマってましたね。



キャシー塚本かと。

鼻だけみるとMr.ベーターだしさ。



昔っからこの人のコントって

そうなんですけど、あとで自分で

思い出して想像して笑えるんですよ。



顔もセリフも頭の中に印象が

鮮明に残ってしまうと

そこから私たち視聴者が

何度も反すうしながら

笑いを増幅させていくんです。



それだけインパクトがあって

濃ゆいダウンタウン汁が出る。

今回もそういう仕掛けがあったかなと。



たぶん、今回も特に「管理人」は

ファンのワタクシとしては

どんどん濃くなっていくんでしょう。



脳内麻薬ですね、ホントに。

面白いを超えて、怖いわ~(笑)



楽しませていただきました。

また、次回があれば期待。

今回出られなかった人もいるし。



難しいかもしれないけど、

松本と時間をかけて設定とか

いっしょにつくりたい

って芸人は多いでしょうね。



後輩たちと化学反応が起こるような

コントをこれからも期待してます。