いまだに正式には中止とはならぬ
2か月前に迫ったオリンピック。
開催する側の運営サイドとしては
開幕時に感染が落ち着いているか。
そこが決め手みたいに思ってる。
普通にコロナ対策に真剣に
取り組んでいたはずの私たち。
よく思い出してみてほしいのは
いま現在5月中旬から2か月前
2021年の3月中旬頃。
いまの状況を想像できてましたか?
そしてそれは想像通りでしたか?
東京の方は2度目の緊急事態宣言が
解除されたころです。
ちょうど春の連休前で
そのちょうど1年前の2020年3月。
気持ちが緩んで感染が拡大した。
あのときのデジャヴのように
試された2021日本の現状
その結果はどうか。
やっぱりダメでしたよね。
もちろん慣れてしまったこともある。
日常に戻りたい感情が上回ったり
ちょっと白くみえる
ガイドライン沿いを頼りに
漆黒の闇を進んでいた感じも。
たとえがいまいちだが
ガイドラインを頼りに
暗闇を抜けてできる限り早く
日常の営みに戻ろうとする気持ちと
葛藤していた時期ですよね。
感染者数のグラフをみてると
宣言を解除してもまだまだ
大事な期間なんですよ~と。
叫んでいたのに1か月後や
2か月後になると上がるのだ
ということがわかる。
テーマパークや競馬場で
開門した直後、走らないで下さい
と言われてもみんな走るのと
同じことですから。
想像はつくはずなんですよ。
今回は前回の緊急事態宣言から
予測がつきやすい状況に
なるんですよね。
5月末まで延長されたということは
そこで解除したとしても
7月末には、また同じパターンの
予測が可能だ、という見方ができる。
同じような感覚で私たちが過ごすので
また波が起こるのは確実でしょう。
つまり、このまま解除したら
7月末には第5波が来ている。
おそらく高齢者にワクチンは
打ち終わるはずがない(笑)
ということは、中止が濃厚。
言い訳できない状況になるから。
一つのポイントはワクチン。
ワクチンさえ接種が進めば
活動する世代の多くに接種が進めば
違う結果になるかもしれない。
市中感染真っ只中にいる
メインキャストの現役世代に
このタイミングで打てていたら?
2か月後の成果は
もしかしたら、変わるかもしれない。
その希望的観測は理解できそうでしょ?
しかし、運が悪い。
この国は日本だということです(笑)
日本はこの時点では高齢者に
計画通りに、手順通りに愚直に
接種させようと準備してきた。
だから必死こいて高齢者に打ってる。
東京に対してピンポイントで
現役世代を対象として接種する。
五輪を開催したいならば、です。
アメリカ並みに制限緩めの
スピード勝負のワクチン接種を
させたらどうなるだろう。
2か月後、どう予測できますか?
結構、ポジティブな予測ができませんか?
でもこの国ではできないでしょ(笑)
やっぱりワンテンポ遅れることが
この国の致命的な欠陥なんですよ。
この2か月のスパンでの
政策と感染者数の展開の予測が
ある程度できるのに、です。
たぶん、シミュレーションはしてると
思うんですよ、表に出ないだけで。
いろんなパターンは想定してるはずで。
AIに任せりゃ出てくるであろうパターン。
それを採用できるか、できないかだけ。
オートマチックに決断、決定で実行する。
そこまでAIに支配されていないから
できないということもありますね。
1個ずつがズレて、一年半です。
だいぶ、ズレてしまっている。
ワタクシでも逆算して考えますよ。
AIじゃないですけどね、それくらいは。
のんきにスケジュール通りに
ワクチン接種を進める
「しかないんだ」と思ってる。
プランはあっても実行できずに
第5波が来る予定を待つだけ。
それしかできないんだから。
だから、中止は早いほうがいい。
中止にしたら人の移動など
さまざまな負担を回避できる。
選手や関係者もそのほうが
落胆は少なくて済むはず。
そして何より日本の国民も
腹を決めてワクチン接種の
順番を行儀よく待てるように
なるのかもしれないですね。