日本人全体にみえる傾向がある。



他人に任せる分業制を敷いたら

他人の仕事に立ち入らないのが

エチケット、当然のマナーだと

勘違いしてしまう。



当然、関与すべきときにも

動く、行動する、議論する

これができないしくみだ。



うまくやろうとする心と

面倒なことに関わりたくない心

相反する感情を持ち合わせる。



他者になるべく関与せず

他者に意見をぶつけて問題を

解決する方向へ動かそうとしない。



待ちの姿勢で上からのお達しを厳守。

事態が刻一刻と変化する状況でも

一度決めたガイドラインを

絶対と思い込む(ようにして逃げる)。



臨機応変に判断できそうな場面でも

基準どおり、法律どおり、言われたとおり。

事前に決めていなかったことはしない。



自分の意思を出すと損をすると思い込む。

〇〇したほうがいいのにと

みんなもわかっていながら

黙って発言しないで成り行きを見守る。



事態が決した後に、ちらほらと声を上げ

こうしたらよかったんだよと発言する。



なぜか、その問題が大きくなる可能性が

わかった段階で意見をすることをためらう。

保身が見え隠れしている典型。



終わってから、失敗してからはじめて

こうしておくべきだったのにと意見する。

これをいつも繰り返す。反省しない。



果たして、このケースの場合に

私たちが意見したら、一緒に真剣に

検討することをしてくれるだろうか。



おそらく、意見をされると自分たちの

スケジュールが崩されてしまうと考える。



さらに上記にあるような心理状態が

加わって消極姿勢のまま動かない。



意見があってもスケジュール優先で

やっている側も傾いていってしまう。



そろそろ本気で権限を下に譲ってくれ。

協力できることが協力できないだろう。



私たち上級がやらなきゃ

ちゃんとうまくいかないのだと

思い込んでいることの多くは

民間でもできるし、協力すれば可能。



それを駄々をこねてる場合か?

往々にしてインテリ層の連中は

言われることを極端に嫌がる。



それでは議論がまったく進まない。

揚げ足を取り合いながら相手のミスを

つつき合って相手を負かそうとする。



いや負かすより、相手に任せてみたら?

進まないものを前に進めるために

一番良いのは何ですかと。



前に進むように互いが協力すること。

自分たちは忙しい、任された仕事を

次々とやるのが使命なのだと

自己陶酔型の心理状況がにじんで見える。



いいから!余計なこと言わないで!

黙っててくれる?仕事の邪魔しないで!

と一人背負い込む効率の悪さをさらに

プライドという殻で覆って強固にしてる。



独占欲とは違うんだろうけど

自分がやらなきゃうまくいかないと

思い込みすぎ。



手柄を他人に渡したくない、

悔しいのだと思うが

その器量の無さでは

上にいっても通用しないでしょう?



偉いと思っている連中に見られる欠点。

皆さんのまわりにもいませんか?

もしかしたらあなたでしょうか(笑)



っていう冗談半分のイジリすら

真に受けて拗ねてしまう人が

結構いると思います。



分担したらあとはヘタに触らない

ではなくて、

分担したあと問題が生じた場合は

議論して分担し直す必要があるんです。



それは負けでもなんでもない。

こなせるこなせないがその人の

評価ではないんですよ、本当は。



それを無理にこなしたように見せて

上にあがった連中がそう決めているだけ。

その決め方、評価の仕方は間違いです。



結果的にヘンな遠慮から齟齬が生じて

全体がうまくまわらなくなる。

これを繰り返して困っていませんか?