1年前の心構えとはちょっと

違ってきているのは否めない。

とにかく家にいて飽きさせない

そんな工夫が必要ですね。



各メディアはその発信力で

その部分を牽引できる存在なのに。

いつもと変わらず、三流三昧。



ヘタに晴れの日が続くと出たくなる。

かといって雨続きでも憂鬱。

面白くないから外に出たくなる。

ニンゲンってわがままですもん。



ワタクシもジッと家には居られない

タイプなもんで閉じこもりはちょっと

考えられないですね。



人と極端に接しなければ車で遠出したり

リフレッシュの時間はなんらかの形で

取りたいところ。



問題はお年寄りでしょうね。

移動手段の格差がある人もいる。



高齢化や免許返納の流れもあって

アシを奪われて行動範囲が狭まる。

都会のお年寄りはなおさらでしょう。



そのうえで外出自粛、人とも会わず。

どんどん健康寿命が奪われていく。

精神的なストレス解消の手段も限られる。



彼らは現役世代よりも

気力、体力の維持が難しく、

私たちが考える以上に

一度落ちると戻すのに

倍の時間がかかるのでは

と思うくらい。



あとは1年前と違う注意点。

大衆が慣れてしまっていること。

プラス、それに反するように

従来の対策をすり抜けていくような

強い感染力を持つ変異株の登場。



想像力を働かせたらわかるのに

認めたくないのか、世の中の惰性に

私たちも身を任せてラクしようとする。



人間ってやっぱりいろいろと便利にして

許してきた日常を謳歌してきたぶんだけ

通常通りへ戻す気持ちが強くなる。



コロナが落ち着いたら、と口癖のように。

しかしその気持ちが、うずくんですよ。



ちょっと油断するとその気持ちが

大丈夫だよね、と持ち上がってくるから。



お年寄りは不便な時代を知っているから

戻す気持ちをとどまらせることもできる。

ただ、ガマンに協力する気持ちもあるけど

残念ながら衰えは加速するというね。



現役世代のほとんどは最初から便利。

だから不便に耐えるストレス耐性が

残念ながら、最初から弱い状態。



移動手段や身体的維持にもまだ

下降線は緩やかで戻すことも可能。

だからこそ不便を受け入れなければ

ならないのだが、それができない。



皮肉なもんですよ、ホントに。

欲しいものがお互いに相手にはある。

でも自分にはない。



両者の悪いところに良いところを互いに

補えば、補完されてうまくいくのに。



行動を決めるのは自分。

なんだけど、自分じゃなくて

他人の行動に流され過ぎる。

その波が大きくなって加速する。



「いつも通り」にあらがえない人間。

やはり現代は意図的なグレードダウンを

することが重要なカギになりそうです。



否めない、飽きさせない、

居られない、考えられない。

認めたくない、あらがえない。



これらの文字の羅列から

私たちが何を感じるかですよね。