さて、ゴールデンウイーク。
どうにかしてステイホームを
すぐに実践させるには
何が効果的なんでしょうかねぇ。
震災の時みたく
ほとんどのCMをACみたいな
あのテイストでつくって
徹底的に呼び掛けるのも
ひとつの手だとは思うんだけど
いかがでしょうか。
目に見えないでしょうから
自覚がどうしてもできないけど
緊急時であることが
なんだか伝わらないまま。
そんなこと考えていて
不意に思ったのは
日本人の感覚として
なんか違和感があること。
「勝手に良いことすると怒られる」
って思い込んでいないですか?
ということ。
これって日本人が刷り込まれている
無意識な強制、テカセアシカセだなって。
会社的というか、組織の習性というか。
どうやら偉い人が決めるまで
偉い人発で、やりますよと
号令するまではやっちゃいけない
みたいな、空気感がある。
周囲が察して、できるけど黙る、
有るけど無いみたいな。違うか。
伝わるかな~(笑)、この感覚。
緊急事態です!皆さん協力し合おう!
って口では言いやがるんだけど
指示が出るまで動かないみたいなね。
たぶんいまの現役世代はほとんどが
その感覚を察していると思いますね。
上が決めないと動けないからと
溜息をついたりしてるけどね。
そこだと思いますよ、
日本人の独特の空気の正体。
主体性が育たない原因。
上の人間も認める器量が持てない。
それは持とうと思ってもできない。
規則によって自分も弾かれてしまう。
それを恐れているから。
結果的に全員の足がすくんでしまう。
子どもに、なんで良いことなのに
すぐにやらないの?って
純粋な疑問をぶつけられても
大人の世界は難しいのとか
なんでなんだろうね?とか
誤魔化すことしかできないまま。
たぶん、勝手にやっちゃうと
計画を狂わされてしまうから。
ちゃんとみんな足並みをそろえて
やっているのに乱そうとするものを
排除するんですよ。古い軍隊すか?(笑)
リードする立場のウツワの小さな人間が
気分を害してしまい、結果的に
でしゃばってしまった人が嫌われてしまう。
そうすると出世に響くから。
学校や友達関係ならヒビが入るからと
異常なまでにおそれてしまう。
途中で嫌われないための忖度注入。
お互いの立場を忖度しすぎてしまう。
責任回避の怖さにずっと立ちすくむ。
自分に跳ね返ってくるのが怖い。
だから構造的な問題が
よく指摘されているけど
もっと深くにある考え方を
変えようにも変えられない
という気持ちの根っこの問題です。
いつだって流れを変えるのは
忖度を超える度胸と
それを受け入れる度量。
用意して、準備して。
この過程が好きすぎる日本人。
変わるキーポイントは
度胸と度量です。
じゃないと
良いことをしようとする人が
居なくなりますよ?