千鳥は、ひいよなぁ(笑)
なんだろうなぁ。
ちょっと失礼な態度で
敬語をたまに織り交ぜつつ。
愛されやすいポジションに
おさまりましたね。
ボケたり、ツッコんだりするときは
遠慮のないタメグチ、命令口調。
岡山の方言自体も相乗効果。
それが相手も心地よい。
だから愛される。
失礼のないように、よりも
失礼がちょっとあるほうが
なんか雰囲気が良くなる。
気に入られやすい
ポジショニング。
ちょっと生意気で、
態度がデカイけど
ちゃんとスジ通す。
クサイとかキタナイとか
無理に消そうとしないし
なんか人間味が飾らず正直。
やっぱり受け入れられるときは
ポイントになるよなぁと思う。
よくいる学校の人気者が
ホンモノになるなんて
奇跡的な確率でしょうね。
まぁ、ホンモノの才能や努力は
確率では決まらないですけどね。
挫折をして一回落ちてまた上がる
そういう経験をしていると
周囲も同じ境遇の気持ちを
知るからこそ、なんか
連帯感や共有感が生まれる。
ラヴィットの司会の麒麟の川島。
視聴率は苦戦しているという。
あのタイプは本来、サポートタイプ。
真ん中にドンといるタイプじゃない。
視聴者も微妙にそこを感じ取ってる。
だから千鳥をメインにということでは
ないんですけどね。
もとからの性格や人間性で
真ん中におくべき人って
やっぱりヤンチャタイプのほうが
しっくりくると思っていて。
うまくまとめられるのは
やわらかに特性を年月かけて
仕上げてきたヤンチャタイプ。
なんかホホエマシイ感じで
計算がない。あって見えても
受け手が許してる感じもある。
川島はそのタイプじゃない。
その人間がもつ魅力を考えれば
自分の活かし方を川島自身も
十分承知しているうえで
それでも依頼された仕事だからと
引き受けたんでしょうけどね。
ホントはパネラータイプで活きる。
本人もそう自覚しているのに
押し出される感じで真ん中に
置かされてしまっている状態。
テレビの作り手の側も
ヘタに視聴者に合わせにいかなくて
いいのにと思うけど。
合わせにいくと逆に窮屈になって
結果、面白くなくなるように
なってしまいがち。
千鳥はダウンタウンの後継者の
一番手でしょうね。
ここ数年、周囲が認めだしている感。
ヤンチャ上がりで自然と雰囲気が
無理していないから愛される。
ダウンタウンとも似たイメージで。
同じじゃないけど、似てる。
視聴者も比較してないということは
千鳥は千鳥として認めている証拠。
ワタクシもダウンタウン世代。
不思議と千鳥には嫌悪感はない。
千鳥は、ひいよなぁ。って
思ってしまう。
優等生タイプとヤンチャタイプ。
一見すると優等生タイプで固めると
いいと思いがちなんですけどね。
でも結果的に、うまくまとまらないで
逆に辛気臭くなってしまうんですよ。
違和感だけが残って、避けたくなる。
ヤンチャタイプは案外、ネット上では
あんまりキーキー言わないんです。
すぐに相手を負かそうとはせずに
ちょっと任せてみようと許すような。
むしろ優等生タイプのほうが
キーキー言う人が多いんでしょう。
その声ばかりを取り上げすぎて
バランスを崩していってる昨今。
テレビや芸能だけでなくて
社会全体もそんな感じ、ないですか?
知識やスマートさよりも相手に
スッとなじむフィット感みたいな。
ギスギス感の正体に対して
いなす、さらりとかわす、時間をおく。
笑いに転嫁して包み込む。
優等生の可もなく不可もなくの
包み込み方よりも
ヤンチャなガキ大将の
やわらかい包み込み方のほうが
大衆にはフィットすると思うなぁ。
川島も自分でもそのへんは
十分にわかっていて
ボソッとつぶやいてるんだろうなぁ。
なんだかんだでやっぱ
千鳥は、ひいよなぁって。