話の聴き方って
上手い人、下手な人
差が出ますよね。
相手の印象にも関わってくる。
いま、父と母、老夫婦ふたりが
何気ない会話をしているのが
漏れ聞こえてきた。
ああ、いつものパターンのやつ。
自分もたまにやってしまう。
主語がない文章、会話。
〇〇だよねぇ、と母がつぶやく。
何が!?、とやや詰問するような
トーンで父がつぶやく。
いつものことと思いながら
母は気にせず、会話を独り言のように
テレビに反応しながら続ける。
それを聴きながら父は
解決したい、解析したい感覚。
誰が、何が、何を、どこで、誰に。
いちいち主語を求めてくる、この才能(笑)
周囲にもいませんか?
主体が何で、誰のことかなんて
話を聴きながら推測すればいい。
ワタクシはこの母の特徴を知ってるので
話を聴く側としては気を付けている。
結構、大事ですよね。
いちいち理由を聴いて、
止めに入るこの所業。
話のリズムがとれないんです(笑)
そしてその語気が強すぎるから
反感を買ってしまうんですねぇ。
たしかに急に結論だけ言われたり
話の流れがまったくわからないという
状況に遭遇することがある。
そんなとき人はたぶん、
いろんな回路の引き出しを
ほじくり返して推測しながら
ヒントを探しながら
頭の中で探してるんです。
おそらく父も家族以外には
仕事のときなどソトヅラ的には
そうしていたのだろうけれど。
あ、ハゲてないですよ(笑)
しゃべる側にも
気持ちよくしゃべらせる
そんな心づかいが欲しい、
あっていいのだ。
反面教師にして学んだ。
たまに母はこの「主語聞き返し」に
リズムを崩され調子が狂うと、キレる(笑)
そらぁ、キレますよ。
長州以上に堂々たる態度。
当たり前ですよ、と言わんばかりに。
キレてないですよとは
本人は言わないけれど、
母ちゃんそれ、キレてますよ(笑)
性格にもよるんでしょうけど、
ウチの母は自分の中で
話ができあがっていて。
相関図を他人に詳しく話すでもなく
いきなり述語と修飾語を多用して
ボソッと感想を言うタイプだ(笑)
ウチの父は逆につまらない
面白さゼロカロリーだ。
自分の話を遮られるのは嫌うくせに
他人の話を遮り、自分の言いたいことを
大声で言い切ろうと押し切るタイプ(笑)
そして、ここまで書いたように
話のリズムを壊すのをなんとも思わない。
話の腰をバックブリーカー。
誰が?このトーンも
やや突き放すように
語尾を上げも、下げもしない。
淡々と詰める口調で、
やさしさの欠片もない。
語尾を上げた疑問形の表現ではない。
間寛平が、なぜじゃ~、どうしてじゃ~
っていうあの感じの強めに言い切り口調。
大事なんだよな~。
「キレてないレスを」
っていうことも(笑)