オジサンが言うのもなんですが、
最近の若い人に流行している
アーティスト、歌手の方たちは
昔のようにカッコよろしいタイプ、
案外、少ないんだなぁって印象。
こころのなかでは思っている人も
多いかもしれませんけど(笑)
純粋に歌唱力や作品、センスが
評価されているんでしょうね。
それこそ、本当の実力というか。
某大手アイドル事務所も一時期、
顔面レベルがちょっと??って時期が
ありましたが、いまはまた
持ち直してるのかな。
どうなんでしょうねぇ。
昔はアイドルやアーティストも
若干、ビジュアルありきで
そこに付加価値を作り上げていく。
不慣れな感じまるだしである原石を
周囲がサポートしつつ、見守りながら
叱咤しながら鍛えて、磨き上げて
できるように成長していく感じがあった。
しかし、いまはその手のパターンが
通用しなくなってきているからだろう。
最初の不甲斐なさを周囲も自分も
許さないみたいな感じないですか?
ちゃんとチカラのある人たちが、
能力をあらかじめ証明できていないと
通用せず弾かれてしまうような。
まず土台をつくってから一歩を踏み出し、
より磨きをかけて成功していくという
パターンに変わってきているのかな。
レベルが高いことが当たり前みたいな。
もちろん、むかしも競争は
激しかったんでしょうけど、
入口は甘くて、育て上げるように
成長させていく過程が見れた。
いまはなんとなく、手に職をつけて
資格やスキルを身につけて評価される、
っていう労働市場のタイトな考え方にも
ちょっと相通じるものがあるのかも。
より専門性を求められていく流れで、
容姿(学歴?)にこだわらずに実力で評価。
なんかハードルとしては上がってますよね。
即戦力を期待されるプレッシャーもあり、
本人も上がり続ける要求レベルに応えて、
最初からレベルの高さを要求される流れ。
この流れってどの業界でもそうなんでしょうけど
先にやってたものと比較されて、それ以上のものを
無意識に要求していくでしょ?
先輩たちの成績を超えたいと
毎年レベルを上げ続ける部活みたいに。
楽しさは、ある?ホントに楽しんでる?
上げすぎても今度は、誰もが厳しい要求を
当然、できて当たり前といった具合で
こなさなければ、と思いすぎてしまう。
感情より、こなすことに執着するような。
将来化けるような原石に気づけない、
見落としてしまうような雰囲気に
なっていくおそれも一方では、あるかもしれない。
年々、高いレベルを要求される流れ、
なんとなくわかりますよね?
これっていま上にいる世代よりも
あきらかに要求レベルが高くなっていく。
レベル上げ合戦で勝てなくなる日は、
いまの若い人にも来るんですよ、例外なく。
そのときにいつまでもレベル上げ合戦に
付き合い続けるのはおそらく無理なんです。
人間の限界を超え続けることを要求し、
それでないと、このゲートくぐれませんよ。
タイトにしてプレッシャーがかかり続ける。
こんな世の中、しあわせになれますかね?
なんか違う気がするんですよね。
レベルの高いゲートにありつけない人が
まったく活かされない社会になっていく。
仕事でもそう、いまはなんとか追いつける。
そういう人たちが年齢を重ねていって、
要求されるレベルについていけなくなるとき
必ず、来ると思うんです。
それで切られてしまうことだって、ありうる。
このレベル上げ合戦、なんていうかね、
どこかで止めなければならないのでは?
人間、衰えるもんですからね。
それを受け入れる視点も維持していかないと
みんなロボットになってしまいますよ?(笑)
高速で処理し、より多く、より難しいことを。
みんな、何になりたがってるのだろう?
緩めることで見えてくる価値ってあると思う。
うん、絶対そっちのほうがいい気がするな(笑)