亡くなられましたね。

 

ご存じの方もいるでしょうが、

 

「思考の整理学」の著者で

 

つい最近まで現役だった

 

知の巨人です。96歳。

 

 

今年に入って新刊がなかなか出ないので

 

もしや、と思っていましたが。

 

 

最後の寄稿みたいなのがあった

 

「100年人生七転び八転び」も

 

なんとなくそんな予感があって。

 

具合悪いのかなぁと。

 

 

ワタクシが文章を書くこと

 

アイデアを具現化することに

 

踏み出せたのもこの方の著書のおかげ。

 

 

こうではないか?という

 

薄々感じていた感覚的なことを

 

バチっと文章化してくれた人。

 

 

そう!これだ!これをやりたかったと

 

ワタクシの人生に一本筋が通った瞬間。

 

あの喜びは忘れられない。

 

 

素直じゃない反骨心みたいなところも

 

なんだか愛らしく、大好きでしたね。

 

 

ほとんど文庫本ですが20作品前後は

 

買って読みました。いまも読みます。

 

アマゾンのレビューにも投稿したな(笑)

 

 

ただ読んでその通りにするのではなく、

 

自分で考えることの大切さみたいなものを

 

いま自分なりに実践しています。

 

 

学者っぽいわかりづらい文章ながら

 

想像力を働かせていくと、

 

じんわりと染み込んでくる表現、

 

なんとなく感じていたけど文章化され

 

バチっと膝を叩きたくなる視点。

 

 

ずいぶんとワタクシは刺戟(しげき)を

 

受けましたね。あえてこちらの戟です(笑)

 

 

コロナ禍にいる私たちへ

 

最期のメッセージはあったのだろうか。

 

聴きたかった反面、

 

この方なら君たちが自分自身で

 

考えなさい、とも言うだろう。

 

 

私たちは大事なことも

 

喉元過ぎれば、すぐに忘れる。

 

悲しいサガを持つ。

 

 

この方が私たちに伝えたかったのは

 

自分自身で考えて、アイデアを出して

 

実行しなさいということ。

 

 

常にどの本でも全体に

 

「やってみな?やれんのか?やれるだろ?」

 

という叱咤がある。

 

 

最後の最期まで思いついたことを

 

表現したい書き残したいと

 

こころは突き動かされていたのだろう。

 

 

大事なことを言います。

 

書かなくてもこころに

 

ずっと残ることです。

 

 

「ありがとうございました」