世の中は、そうでもないものを
そうであるかのように見せたりする。
怖くないものを、怖いものにして
不安にさせたりしようとするし、
怖いものを、怖くないものに見せ、
安心させたりしようともする。
世の中は見極めを他人頼み。
自分で決めるのを避ける。
手順を求め、ルールを決めてその通りに
事を進めようとばかりしてしまう。
スマホが追い打ちをかけて、
結果、待ちの姿勢が強くなる。
自分で勝手に判断すると間違いだらけ!
みたいな情報を氾濫させてしまった。
情報に怯え振り回されて、その答えを
促すように誘導して、ビジネス化する。
そして私たちは自己判断しなくなるのだ。
情報があることが勝負の分かれ目のように
全員がその方向に、疑いなく向かっていく。
しかし、情報がないほうが勝負の分かれ目に
なることもあるはずなのだ・・・きっと。
いつから自分の意思を失ってしまったのか。
少しずつ流されるように任せ続けて
そのなかでうまくやろうとする者ばかりに。
シバリが増え続けて、シバリを否定せずに
シバリの上にまたシバリを乗せていく。
アレがダメだから、アレをやめさせよう。
今度はコレもダメだから、コレもやめる。
コロナ禍でさらに加速するこの風景。
アレもコレもダメ、身動きとれなくなる。
おまかせしすぎだよ、現代人。