可視化されたものしか見えない。

 

わかりやすいが重宝され、

 

わかりやすくし続ける。

 

そうなった分、飽きられるのも早い。

 

 

使い捨てのように情報を見聞きし、

 

遠慮なく次々と捨てられていく。

 

感覚をマヒさせられるが、

 

確証のないうわさ話には敏感だ。

 

 

そしていま、可視化できないウイルスに

 

私たちは右往左往させられている。

 

なんとも皮肉なものだと思う、正直。

 

 

あれもこれもと取り入れるから、

 

逆に理解が深まらないこともある。

 

 

しかしもうすでに、多くの人は

 

すぐに答えの出る、探せる日常を

 

すぐに叶う環境を、謳歌しすぎている。

 

 

製品としては吸水性の良さを追求し、

 

すぐ乾くものを追求し続ける。

 

でも哀しいかな、

 

人間には残ってくれない知恵の泉。

 

 

除菌、抗菌をうたう商品を

 

ヒステリックなまでに求め、

 

身にまとい、安心を得た気になる。

 

でも哀しいかな、逆に個々人の免疫力は

 

大きく落ちてしまってすぐに病気になる。

 

 

人間はちょっと、綿の白シャツくらいでいい。

 

やっすいやつで。ベッロベロに伸びるくらいで。

 

情報の洪水にも水を弾くのではなく、

 

やや染み込むくらいがいい。

 

ちょっとキタナイくらいでもいい。

 

 

「いいと思ってる真逆」にあるような、

 

そんな予感がしないだろうか。

 

私たちの社会が抱える

 

見えにくい問題の答えが。

 

 

だからこそワタクシは可視化を嫌う。

 

あえて漫才一本で勝負する、みたいに(笑)

 

文字や文章一本でどれだけ想像できるか。

 

みえるように世界を広げらるかで攻めていく。

 

 

感じるチカラ、思いこむチカラ、気づくチカラ。

 

そこを文章や言葉で「可視化」したい。

 

このポジションは結構ガラ空きですよ!(笑)

 

みんな意外とできていないですから。

 

 

知識に酔いすぎてもダメなんだよなぁ。

 

どんどんマニアックな「これわかるか世界」へ。

 

難しい言葉や横文字まみれになってもダメ。

 

まぁ、これは何度も書いてるか(笑)

 

 

ちょっとわかりづらいけど、わかるわかる!

 

ってくらいが人間にはいいのかもしれない。

 

ちょっと負荷のあるくらい、マイナスがあるくらいの。

 

 

今でいうと、不要不急の待機も捉え方次第。

 

ここは働かずともお金をもつお年寄りが

 

消費に一役買うべきなんですよ、絶対。

 

 

働く世代が働けずに、稼げず消費も回らない。

 

いまこそ社会を救え、老人たちよ(笑)

 

寄付したっていいし、市中にお金を流してほしい。

 

 

ただ、皮肉なことに一番命に危険があるのが

 

高齢者の世代だということ。

 

かなりのキーマンだと思うんですけどね。

 

うまくいかない、うまくまわらない。

 

 

この状況をお年寄りの一手で救うこともできる。

 

しかし、お年寄りが一番リスキーである。

 

そしてお年寄りが一番何もしないで箱の中に

 

閉じ込められているという社会での機能性の無さ(笑)

 

 

いろんな意味で時代のキーマンはお年寄りである。

 

ただ残念なことに、私たち現役世代は

 

この活かし方を思いつけないままなのである。

 

 

誰かに任せ、誰かに預け、誰かを頼る。

 

モノを扱うかのように、厄介モノを扱うかのように

 

有効な手立てを講じられないままなのである。