タバコを考えてみる。
喫煙者の視点、非・喫煙者の視点。
言い分はそれぞれある。
2020年4月からは法律改正でより厳しい環境へ。
ワタクシもかつてバイト時代は休憩室でぷか～。
あの頃は臭かったんだろうけど、声高ではなかった。
居酒屋とかでも平気で目の前で吸ってたし、
非・喫煙者も親が吸っていたりすれば慣れっこも多かった。
もちろん、非・喫煙者に聞けば「臭いよ、そりゃ…」という。
イヤなものはイヤだけど、そりゃのあとの
「…」が言えなかった、言わなかった時代ですね。
それに対してこちらも「ごめんね、笑」っていう
本気の反省とはやっぱり程遠かったなと記憶している。
当時のアパートでも吸ってたから壁は黄色く染まる。
引っ越しのときは張替えになってしまう。
以前書いた「歌う」騒音と同じように、窓開けて吸ったりで
ピシャっと閉める音にも、ハイハイって感じでスルー気味。
潮目が変わったのは副流煙の影響がわかってきたころ。
ガラッと流れが変わってきたと思うんです。
そしてガマンしていたからこそ、エスカレートしていった。
非・喫煙者が証拠を得て、勝ちにくる姿勢を
前面に出してきてるのを喫煙者は感じ取った。
エスカレートしていったことはひいき目なしで事実だと思う。
気になるとさらに気になってしまう人間のサガ。
かゆみを気にして、かいてしまうと、よりかゆくなる。
喫煙者にとっては日常の行動、所作に気を付けるという
慣れ親しんで、染みついてしまった習慣を変える、
変えなきゃいけないという課題が生まれた瞬間だった。
自分はもう家の中も、自分の部屋も車の中も吸わない。
吸うのはかろうじて人の少ないコンビニの灰皿あるところ。
家の換気扇の下も誰もいないときのみ、コッソリと(笑)
換気扇を強に、最大にしたまま煙のゆくえを意識しながら。
なるべく漏らすまいと、換気扇に吹き付けずゆっくりと。
これも自分で意識してやってるとできるようになるし、
慣れるようになるんですよ、実感として。
非・喫煙者の目線でみると、自分の煙プカプカを棚上げして
どんどん腹が立ってくるんだろうと思う。
感情ベースのせめぎ合いで揚げ足取り合戦に行きつく。
ワタクシの感覚として2010年代から加速し出している
社会の引き締め感が、逆に苦しくしてるのでは？と思う。
「ちょうどよくいかないよ」という選択肢を捨てたのかと。
喫煙者として最低限、すべきことは
喫煙スペースで吸うこと、煙や火に気をつかうこと。
そして衣服や口腔内に残るニオイをリセットさせること。
ポイ捨てはゴミやツバ吐き行為ともリンクしてるので
喫煙だけの問題ではなく、より深い問題ですよね。
これをやらせるのではなく、自分の意思で自然にできるまで
日常生活のなかで当たり前だよなと、気づかせることでしょう。
本人が気づかないことには意識もなかなか変わらない。
法律で締め付けるのも理論上はわかりますよ。
でもね、人間って押されると負荷を感じてしまって
反発力が生まれると思うんです。反感力が高まる。
普段いつもどおりしていることを突然、止められると
人間はやっぱり腹が立つでしょう？気に食わないでしょう？
ダメだからダメ、というパターンで追い込むと、
その反発力のエネルギーが違うところで芽を出してしまう。
なぜダメかを本人が自覚して、行動に移して
その効果を実感しないことには、いくら法律で決めても
ホントの効果はないんですよ。
決めたら守るのが当たり前のマインドセットも
状況によっては、決めたことしかできない人間を生み、
自分で決断できない政治家のようになってしまう。
〇〇したら困る、〇〇になったら困る。
自分に不利な状況が降りかかることをすべて排除しても
自然災害のような、ままならない状況に遭遇したとき。
どうだろうか。想像してみてください。
自分や社会の忍耐力の無さに愕然とするのではないか。
耐えることを忘れた人と社会に
知らず知らずのうちに突き進んでいっている。
便利になってしまうと忘れることだから
しょうがないよとあきらめるか、
あえて、「じゃない状況」への対応力を意識しておくか。
だいぶ、違うと思いますね。
え～と。
論点をずらす魔法を使いました(笑)
けむに巻くというオチ、けむりだけに・・・
ちょっと何言ってるのかわからない(笑)
失礼しました・・・