世の中のヤンチャしてた人たちっていまの時代感をどう思ってんだろう?

 

彼らが「中心に居づらい世の中」になって久しいんじゃないかな。

 

学校で言えばそれなりのグループがあったでしょ?

 

 

ワタクシのような40代の男でいうと、

 

ヤンキーを中心としたガキ大将、ヤンチャグループ(A)

 

その下に、

 

ヤンキーとかとはたまにしか絡みないけどそこそこ話す肯定されてるグループ(B)

 

大きく離れて、

 

ちょっと人扱いされてない常に否定されてた(笑)オタク系のグループ(C)

 

主に中高生あたりでのイメージで想像してみてください。

 

女性のグループ分けはまたいろいろと複雑なんでしょうけどね(笑)

 

 

上のAグループには、実はものすごいヤンチャとインテリヤンチャがいる。

 

悪いことをする人、悪いことをこっそりしてるがみつからない人。

 

部活ソコソコの明るいキャラや面白キャラもこのあたりに含まれていた。

 

このAグループには運動部系のキラキラスターも通常、含まれている。

 

運動部系はBにも含まれてるし、マイナー系の運動部はだいたいBにいる。

 

ワタクシはAの下のほうか、Bの上のほうだったかな~、正直。

 

 

たぶん、ワタクシらの世代よりも上の団塊の世代っていうのはAグループも、

 

それなりにしあわせに楽しく、つらいコトもあるけど

 

大なり小なりいろいろあってもなんとかやれている

 

って人が多いんじゃないのかな。

 

社会の締め付けがキツくなってくる前にギリギリ逃げ切った感じでしょう。

 

 

この階級意識って実は、おもしろいんですよ。興味深いという意味のね。

 

Aグループの連中は、若いころヤンチャしてたからこそ、

 

角がとれて、丸くなっていくんです。

 

さんざん正しくないコトをしてた経験もあるから、

 

次第にBのすべての人とCも!許せる、認めるようになっていくところがあるんです。

 

 

ところが、学生時代に暗黒にいたような人ほど、積年の何かがフツフツとしてる。

 

クソ真面目だったようなガリベンタイプも同じような虐げられ方をしてた人が多く、

 

Aの振る舞いに苦虫をかみつぶし続けてた人が、おそらく、クレーマー気質になる。

 

 

Aの人たちはホトケのように、まではいかなくても歳と共にやさしくなってくるんですよ。

 

でもシイタゲられたCやガリベンはなんか歳と共にエスカレートさせてくんです。

 

世の中で正論を声高に主張して、マイナーなこともすべて水に流さず主張し出す。

 

やられた人の痛みや恨みってやっぱり消えないし、

 

自分が仕返しというか同じ景色に浸るまで、その溝は埋まらないんでしょう。

 

 

そしてシイタゲCやガリベンは、なんらかの形で社会的に立場のあるポジションに

 

つくことになる人がAやBに比べて多いんですよ。

 

シイタゲCも勉強できる子も多いですからね。

 

んで、怒り慣れていない人や、統率慣れしてない人が上にいく。位置してしまう。

 

なんなら「ルールをつくる中枢」を担いだすんですよ。

 

 

でもちょっと違うんです、ニュアンスが。なにかが大きく違ってしまう。

 

子犬のようにプルプルしてた人たちが、胸張り出すんですが、

 

根っこにあるコモノ感がみえたりして、下がちょっとガッカリしてしまう。

 

 

これが上の世代とちょっと違う、「上司と部下のカタチが変わてしまった正体」なんですよ。

 

昔の団塊の世代とかはまさにアタマいい人ばっかりでもないでしょ?

 

最終的に引っ張ってくれる人の下地って、ガキ大将やAグループのような

 

酸いも甘いもかみ分け、乗り越えたひととなりが自然と伝わる人なんですよ。

 

 

だから社会も積み重ねなんですよね。

 

何かを優先して育てた影響が積み重なると、少しずつイビツになる。

 

叩きあげで努力して掴んだ高級官僚の子が、アウトになったり。

 

学歴社会の影響でパワーバランスが変わってしまう。

 

ガキ大将の人情味から、優等生の正論へ。

 

30年、40年と経てこういう影響が社会に出てきてるんです。