進化しなくちゃいけない
良くならなくちゃいけない
口をそろえていう論調
ちょっと待てと思う
いまの社会はやりたいことすら、得体の知れない何かに誘導をされ
本当にやりたかったことかどうかも気づかないまま
やらされてる感のなかにいる人が多いのではないか
常に進化しなくても、良くしなくてもよいものもある
特に私たちが生きる社会ではモノゴトが良くなりすぎると
ダメになっていく気がすることがたくさんありそうな感もある
気づいている人も多いが、見ないフリしているし
進歩はビジネスに乗せて素知らぬフリで加速する
「欲求をコントロールしないとすべて実現してしまう」
魅力的な欲求実現の陰には、逆の真理が隠されているのではないか
逆におそろしい…必ず争いの火種になるのではないかと感じる
右肩上がりで、ほどほどにバランスの取れてた戦後の昭和が
ある意味、一番幸せだったのかもしれない
人間のサイクルを壊しかねないほど欲求を各自が高めると
ガマンできたものがガマンできなくなる
これを許すか否かであって、ストレスも適度に与えてガマンさせないと
もう満たしすぎる世の中では落ちていくばかりではないか?
不便になろう、あえて不便にしよう、そうして見えてくるものがある
「便利なものあるから使う、これは仕方ない」
これじゃ、これまでの人間と同じ思考回路で、進歩のかけらも感じない
便利だからこそ、逆に便利でないときに感じられた
苦労や大事な教訓に目を向けるべきではないだろうか
それを忘れてしまう怖さ、捨ててしまう現実は垂れ流しなんだろうか
「逃げずに考える」
私たちがすべきことは、こんなにも単純でこんなにも難しい
私たちにはできない無理だとタカをくくって、高見の見物で逃げきれるか?
挑まずにやめるわけにはいかないし、逃げる訳にはできないはずだ