NPO法人の設立の前段階として大事なことは
展開するアイデアや戦略が魅力あるどうかでしょうね
法律で定められた必要なことは人に頼もうが自分でやろうが
結局、大した差は出ない
勝負の分かれ目はそんなことではなく
おそらくヒントになる土台はすでに存在する考えで
自分だけでなく誰のこころの中にもあるモノ
それを伝えて共感して、共有してこころを動かせるように
描いていけるかどうかだろうと思う
現代人は、やっぱり楽なことに慣れすぎてしまっている
難しいことも敬遠しがちだし、考えないようにしがちだ
それじゃダメなんだと気づく人も多くて
潜在的には何か新しい試みのカタチを求めている
求めている人はおそらく一定数いて、そんな活動があればやりたいと
考えている気持ちはたしかにありそうだ
しかし、うまくやりたい、失敗したくない、めんどくさいのは嫌だ
これが勝ってしまう現実があってうまくいった試しがない
社会にはその気持ちはあるが、あまりにも「早く完成品を求めすぎる」
スマホのようにリードしてくれて自分はあとは選ぶだけ
このスタイルに慣れすぎてしまって思考停止する人が多いんでしょうね
新しいことには何でもそうだが、そのぶんだけ人が時間と手間をかけている
日常生活で完成品になれてしまっている人間は弱くなったもんだ
結果を求めすぎてアイデアも熟成しないまま、ガマンできずに焦る
気持ちがすれ違い、うまくいかなくなると互いにギクシャクしてくる
そして当初の思いは何処へやらで、終息していくのである
しっかり話し合って考えを共有して、でもそこですぐには進まないのが常
考えをよく熟成させるには時間も、根気も必要だ
うまくいかないことへの免疫もナイママに
躓いて傷ついて泣き叫んでも、答えがすぐ用意されないことにすぐ失望する
しかしちょっと待てと、もう少しガマンした先に降りてくる
解決への糸口を待ったことはあるのかと言いたい
本当にすべての手立てを尽くしてやりきったことなのか
気づかないだけで見逃している方法や組み合わせやアイデアは?
すぐにあきらめる、誰かがやってくれるでは
今般の諸問題は解決の糸口は見つからないほど複雑だ
知識やデータに完全に支配された思考では太刀打ちできない
この思考停止のトレンドに完全支配される前に
自分たちで主体性を持って、考えながら議論しながらアイデアを生む
そういう考えるNPOを志向していきたい
必ず需要はあるし、その生み出すまでの引き出し方を練り上げたい
そのためにも、純粋にビジネス指向によらない立場での
拠りどころとなるハコとしてNPO法人は存在意義があると考える