私たちの社会にはびこる「しなければならない症候群」
世の中は切り取られた局面だけをみて、感じて
様々なリアクションをして振り回されていないだろうか
外形だけで局面を切り取れば受け手に対して
ある一定の先入観を植え付けてしまうことになる
植え付ける送り手を利用する側はシメシメと思うんでしょうけど
こちらはどんなに騙されるなと言われたって
詐欺の手口と同じで巧妙に仕掛けられ
その競争に終わりはないものなのはご存知でしょう
一番必要なのは受け手の成長ですね
受け手が相手の狙いに気づいて「ダマされないぞ」と
引き締めてかかればそんなに間違うことはない
ネットもSNSもほんの数秒で惹きつけられるように
仕組まれているものばかりである
ほんの数秒でダマして「考えるスキを与えない風潮」にしてきたんです
私たちの社会では考えないようにさせるのが一番とばかりに
簡単に、便利に、快適にお金を引き出させられている
嫌だと感じる部分を増やし(つっつき)、それを解決するために消費させる
嫌だと感じる部分は、もとからあるものであったりするが
ガマンできないような風潮が、数秒のガマン、数秒の考えるスキも与えない
数秒ガマンすれば気にならなくなるものさえ、数秒でダマしにかかる
実におもしろい、インタレスティング!な仕掛けです(笑)
そうやって数秒でダマして消費させられてる金額はかなり大きい
数十年前と比較してみれば、考えられない出費である
物価を抜きにしても当時にはなかった出費をさせられている
有料テレビやコンテンツを見るのに、電話をもつのに
情報を得るのに、エチケットを守るのに…
おそらく数万円程度の出費を毎月余計にさせられているのだ
なきゃないなりに、暮らしていける、生きていける
「はずなのに」いつのまにか「出費せずにいられない」社会にして
経済を回してきたのはたしかであろうと思う
私たちの人生にはたくさんの選択肢が恐ろしいほど増えた
星の数ほどの選択肢の中から各々の正解を選べと迫られる
それも数秒間のうちに答えなければならない強迫観念付きで
これからもどんどん選択肢を増やすビジネスは終わらないだろう
ただ一つの解決方法はあなたや私が自分で考えて
本当に必要かどうか時間をかけて自分で見極めることだ
相手のスピードに乗ってはいけない
スピードを自分でコントロールする必要もあるのではないか