変化に対する抵抗と肯定を考えてみる
私たちは変化に対しては敏感になる
そして変化が日常に影響を及ぼす場合は
大抵、ナーバスになり及び腰にもなる
何かにつけてめんどくさがるのも無理はない
既に出来上がったフォーマットを踏襲して
快適になぞりたがる習性が私たちのなかに
設定されてしまっているからだ
しかしいま必要になる働き方改革を含めた流れで
一番大切なのは、変化に対する気持ちの持ち方
抵抗ではなく肯定なのではないだろうか
人口減少、少子高齢化の現在の社会構造は50年前と同じなのか?
同じでなくても同じ手法や論理でこれまで続けてきて、解決出来たのか?
おそらく根っこの精神構造はあまり変わっていない
それがネックになっているのではないか
その変化への抵抗が一番強いのは責任の重い経営陣である
日本人は良いと決められ、蓄えてきた原理原則に従い
過去の実績や慣例にならい、良いと決めて教えられたことは
否定せず文句を陰で言いながらも、出るクイにならぬように
リスクを極力避けることを繰り返しながら
自分たちが生き残るための戦略を信じて疑わないできた
「もし失敗したら」が頭から離れないために
重い腰にさらなる手枷足枷によって自ら動かせなくする
非正規を利用し自分の立場と利益と継続を優先してきた
その設定されたマインドの正体はなんなのだろうか
おそらくは誰かが動いて実証して
成功するまで誰も動こうとしない
スガシカオのプログレスよろしく
横一列でスタート切ってもそうなる
ダチョウ俱楽部のどーぞどーぞ状態だ
やっても大丈夫?大丈夫なんだよね?って
確認の確認をして、さらにもう一回最後確認して
ようやくゴーサインを出すが、ちょっとダメならすぐ止める
もっともっと、出川くらいのマインドが必要だ
おそらくこういった植え付けに近い先入観と
その変化を恐れ、変えたがらない精神構造の問題が
遅々として進まない改革の一番の原因である
政治家や官僚をスケープゴートにして
いつまでも逃げ続けようとする国民の意識改革が
一番求められているのではないだろうか
私たちが決定を長引かせれば、長引かせるほど
私たちが死んだあと、子や孫が苦しむのだから