非正規困難層に対してフォーカスすることを考える



正社員への勝ち組のレールに乗ってきた人間をいざ採用したものの

どうもつまずきやすく、傷つきやすく、扱いづらいなぁ

なんてことは容易に想定できる



国もガラスの子たちを丁寧に扱いなさいという方針で

勝ち組を守る方法でしか労働環境を整備しない

これこそ愚の骨頂・・・自分たちで苦しくしてる



上積み、上積みのプラスの要素ばかりを与えられ歩んできたことに

自信の根拠をおいて、土台を築いてきた勝ち組の子は

横からの衝撃に弱かったり、土台がもろかったりで

マイナス要素に直面すると土台がボロボロと崩れ出す・・・



学歴や勝ち組に期待をかけて採用したものの

昨今の風潮で「ヘタなこと」は会社のリスクになる

非常に扱いづらい職場も多いはずだ



非正規困難層は逆にモチベーションが高い

同じ舞台にすら、立たせてもらえる機会がなかった人間ならば

必死につかみ取りにくる、しがみつきにくるという

予測も成り立つと感じます



「身分」という目にみえない差別的な視点が

少なからず働いていた非正規困難層たちは

マイナス要素をさまざまと経験し、まざまざと見せつけられて

自然とたくましさを増してきた

そういう人物もいるのではないか



何もかも満たされ与えられて傷がつかないように

大事に育てられた「勝ち組の血統の産駒」よりも

雨風にさらされ自然とたくましく、強いこころとからだを

手に入れた雑草のほうが適応する能力は高いのかもしれない



そろそろ穴馬を「買い目」に入れてみたらどうだろうか

会社の宝は良血にだけあるとは限らない

人の正しい評価なんて、そんな簡単に見抜けるものではない

その目を持ってると自負していても

採用する側がセンスのない失策を続けるならば

別の視点で採用をかけるのもひとつの手ではないか



採用する側が勝ち組だと、どうしても勝ち組と同じ視点でしか

見られないという欠点もあるだろうが・・・

リスク回避ばかりではもう頭打ちでしょう

とにかく信じてきた視点を一度疑ってみること



上の世代の人間なんて、もともとできなかった人間ばかり

できるようになるまで猶予はあったし、時代の流れにうまく乗れて

それなりにサマになって上役にいたりする

人間、大差はないけど

意図的に誰かが差をつけようとしてるだけですから