「勝ち組」と「負け組」を考察するの巻

なんとなく「勝ち組」はトーナメント表の勝ち上がり組

高学歴同士の結婚のイメージもこれに近いかなぁ



相手を選ぶトーナメントを勝ち上がってきた

負けるリスクより、プラスになる相手と

妥結する感覚だろうか

負けるリスクを回避していく道を選ぶ



準決勝くらいまで勝ち上がると「なあなあ」が始まる

ケンカもしない、互いに仕掛けもしない

対立せず、争うこともやめてしまう

金持ち喧嘩せずってことか



両者とも100を維持できるなら

互いがベストでなくてもベターでじゅうぶん・・・

私欲とは少し違うが、そこのポジションにいれば

自然にそういう選択をするだろうなと感じる



それはそれで、羨ましがってもしかたがない

肝心なのは負け組への処遇

国も社会も解決策を見いだせないのは

視点が勝ち組目線だからじゃないか?



勝ち組が嫌だと感じるようなことをせず、先送りしながら

自分たちの立場を優先することを「自然と」してしまっている

国も社会も、無意識のうちに本人のコントロール下にない

「いつのまに優越感」に支配されてるんだろうな



非正規を生み出した世代が年金を受給して悠々自適

企業の生き残りは大事だ、優先されて当たり前

誰が助けてくれるだろうか、自分の身は自分で守る

勝ち組、負け組の意識がそれを助長する



唯一もっと大きい視点で裁きを下せる政治がマズイ

上の世代が詰まりきってスペースがなかった最悪のタイミング

非正規に落とされてしまって理想的なライフプランが崩れた

40代や50代の負け組がだいぶ、くすぶっている

打つ手なしの状況はこれからも続く



お金も貯まらない、将来が見えない

負け組はどんな逆襲を仕掛けられるだろうか

こぼれ落ちた人たちが社会不安を象徴するような

ヤケを起こしても、なんにも変わらないだろう



ただ押し黙って日々を生きる、先は考えないようにするだけだろうか

負け組は負け組なりに自分たちで動かないと社会は変えられない

おそらく国に任せても結果的に勝ち組の顔色をうかがう程度の緩さ

勝ち組に任せていた結果が先延ばし・・・これからも変わらない



生きているかぎり、相当な厄介者扱いされるでしょう

中流家庭を目指せた時代の親たちの庇護のもといまは

なんとか生きているが、行き詰まりを迎えるのも

もうすぐかもしれない



息詰まる前に、社労士業界も先手を打って

この世代に手を差し伸べては如何だろうか?

社会のために「活動する」のも大事な責任ですよ

喰う喰わないだけが能ではないでしょ(笑)