社会のなか「に」自分を組み込むこと

社会のなか「で」自分を組み込むこと

この差は何かというと、主体的に舵をとるか否かである



社労士という資格で仕事をする場合には

社会のなか「に」自分を組み込まなければならない

やりたいことがあっても、自らリスクをとるような選択はせず

まずは自分をこの世界に組み込まなければ始まらないと考える

ほとんどの人がこの思考を経て、喰える喰えないの世界で

同じ仕事で競い合いがちな意識の構図に組み込まれていく



そもそもリスクの語源は「勇気を持って試みる」というものもあるようで

リスク=危険、危機、マイナスというイメージで定着させている私たちの社会

リスクをとる、とらないの選択は本人の自己責任であるとして

成熟した社会のフリをしている



もちろんリスク回避を根性なしとレッテルを貼るつもりはない

しかしみんなが同じ方法をとる「必要もない」はずである

ただ、人間誰しも不安が心に巣食うもの

不安は自分を救ってはくれないと考えるものである

でも、不安を自分の力に変えられる人もいる

おそらくすべてにおいて、正解と思うことの真逆にも正解はある



大きな船に乗っていればさぞかし安心を得られるだろう

しかしそこにも必ず、落とし穴はある

この日本生まれの豪華客船は不測の事態に思考停止する

乗り込む人たちは乗っただけでもう安心と決め込む

大きな船に乗りながらも、別のルートで航海することも

あとで後悔しないために、イメージしておかなければならない



たしかに同じルートをたどり、一体感は出るであろうが

横並びで業界に馴染むのはちょっと面白みに欠け、つまらなすぎる

同じルートで経験を積み重ねた後、あとどれくらい自分に時間があるか



そもそも何も成し遂げないエスカレーター式の人生の人間が

多い業界でもあるから、思考停止や強度の依存は仕方ない

自分の強みは何で、どういう性格か、あの大多数のタイプに馴染めるか?



視覚や数値にあらわれない、容易に真似できない

資格やスキルではあらわせないもの

ヨソサマより秀でていると思えることは何なのか?

一度でも考えてみたことはあるだろうか



「リスク」を勇気をもってチャレンジすることと考えよう

そのときに動ける思考を描いているか

難しい選択を迫られ自分「に」正しい判断を下せるか

黙っておこう、の殻を自ら破れるのか

どんな世界でもその一歩が流れを変える

この一歩は誰も教えてくれない

自分の感覚でつかみとるものだ