少子化問題についてあれこれ考えてみたい

このまま目先の窮地を救うだけで本当にいいのだろうか

外国人よりも、高齢者よりもまずはなんだ?



時代の波に巻き込まれて経済的にもライフプラン的にも

困窮している団塊ジュニアやその下の氷河期世代ではないか

40代半ばあたりから30代半ばあたりの不遇の人財

本来は貴重な人財、財産のほうの人間である



潜在的にかなりの数にのぼる人間がうまくいかない人生を

どうにもできずに結婚や出産をあきらめてしまっている

自己責任論はこの際、話しが一切進まなくなるので考えない



少子化が急激に進む先には国の行く末がかかっている

人道的に心情的に高齢者の福祉に使う税金

しかし国の将来という視点にたてば、戦時下で究極の判断を

求められるときと同じなのではないか



かつてのお年寄りたちは「未来のために」を優先してきた

あと何年生きるかわからないこの身より、先を生きる人財の未来のために

子供たちや若い人たちに託すように「自分たちのために」より

「未来のために」を優先したんだろうと思う



この判断を私たちの祖先はしてきたのである

おのおのが、自主的に人道的に最良の判断を下してきたのである

ひるがえって、いまのお年寄りたちはどうだろうか

「自分たちのために」何か支援してほしい、負担を少なくと願う

ただ哀しいかな、生きたら生きただけ国は苦しむ

そしてその我が子も、可愛くて仕方ない孫までも苦しめる



国が政治家が動けないのは選挙というのがちらつくからだろう

だとしたら、「大胆に70歳以上の選挙権を失わせればいい」

18歳から69歳までに選挙権を限定すると選挙に対する

パワーバランスが変わってくるはずだ



次の世代や未来のための大義名分で押し切る強行採決でいいじゃないか

目先の支援やビジネスにうつつを抜かしてるばかりでは

何も変わらないし、変えられないただの見ないフリの先延ばしだ



戦時下と同じ危機的状況にあることを私たちは忘れてはならない

先延ばしのツケは私たちや子や孫に重くのしかかる

生きててごめんね・・・の受け身で待つお年寄りを、助けるだけが正義ではない

全部与える、全部もらう、すべて救うのだけが正しいことではない

そういう時代にお年寄りも「未来のためになにができるか」

考える機会をつくっていかなければならない