ここ笑うポイントだよ、ってのがわかってない人がいる

時代背景や観てきたお笑い番組などによって違うんだろうけど

「笑うことが失礼にあたる」と判断してしまっていることが

大きいんだろうなと感じる



「笑ってはいけない」とするものが誰によって形づくられたか

にもよる・・・年末の番組の話ではないです(笑)

笑うことによって場に緩和がうまれて妙な空気感が吹き飛んで

お互いのコミュニケーションが円滑になることがほとんどです

これはたいていのオトナは理解してはいる



しかし、なんらかの吹込みによって

「あ、これ笑ったら失礼になるな、笑っちゃいけないな」

と判断してしまうと何の音も発しないで無言の空間が生じてしまう

これは良くない、本当に良くない(笑)



面白いが笑ったら失礼になるから、笑わないというのは

まぁ百歩譲って許すとしても、問題はその直後ということ

みんな笑わないことを選択したまま、表情を消して押し黙る

すごいプレッシャーですよね、逆にね

これが近年おそろしいほど増加傾向にあるのではないか



勇気を出して何か取り繕うように誰かがしゃべっても

「失礼警戒モード」が発動した場では、なにやってもスベる(笑)

というか笑うスイッチを切り、みんながスリープモードに入る

シャットダウンまではいってないんです、まだ望みはあるんです



こういう空気感を打開するのはお笑い芸人でも難しいでしょう

この「失礼警戒モード」というのは世間一般で垂れ流されている

情報の欠片を意識せず自分に取り入れてしまうことで感染します

いつのまにか窮屈な社会人フィルターを自分のなかにつくり

つくられた社会人像へと誘導させられていくのです



思い切って、笑ってみてください

そのあと続く言葉はあなたの飾らぬ気持ちが出ます

押し黙るよりもナチュラルな言葉でその場を紡いでいくと

自然と場がなごんでいきます



そして笑われる側の人はお笑いでいうボケ担当です

「乗っかって」もう少し「ボケましょう」

そして「ノリツッコミ」までがセットです



共にコミュニケーションの参加者であり、場の主導者なんです

人任せにしないで一歩踏み出してみましょう

笑われる側の一歩で場が救われるのも事実

その一歩は周りを救うし、ひいては自分をも救うことになる



ちょっとしたすれ違いで人は良からぬイメージを抱きますが

ちょっとした勇気によって人は改善できる点がたくさんある

笑われた側も受け止めてもう一歩、自分が笑いを仕掛けることで

実は、自分のなかでマイナスの感情を相殺できるんです