最良の選択をしたいという思い

どうもわたしたちは情報過多になりすぎるし

最良の選択をしようと心から願うあまりに

すべてのものに妥協を許さない姿勢になってしまい

なんでも慎重に慎重を重ねて、億劫になる

そうやって自ら首を絞めて苦しくしているようにも思える



昔の人はどうだったであろう

いまほど情報には恵まれなかったが

やむにやまれぬ事情も各自抱えてはいただろう

でもとにかくガムシャラという言葉が似あっていた



そのなかで軌道修正しながら歩を進めていく

失敗もするし、つまづきもする

もちろんいまの現代人と同様、妬みも嫉みもする

何がいまの人間と違うのだろうか



情報に左右されるほど情報が手元になかったからであろう

情報は人の行動を左右するものである

こちらが欲しくないと思っていても、ご丁寧にお知らせする現代

ジャマくさいのになぜ遮断しようとしないのか



確固たる理由など誰も持ち合わせていない

情報を見れる状態にあるから見るのである

そこで知りたくもなかった情報に出くわしてしまう



それは昔の人が気にすることなく、ストレスなく進めた歩みとは

対照的に自分の行く手をさえぎるような、躊躇させてしまうような

できれば知りたくなかったという情報であったりする



なんとなく生きて、なんとなく流されているのならば

なにかを変えたいならば、何をすべきかは一択である

昔の人とほぼ同じレベルの情報量に極力落とすということだ

自分ができる範囲内で情報量を落とす、意図的に



なきゃないでもいいものをたくさん抱えすぎている

持たなきゃいけないと思わされているものを抱えすぎている

そんなに抱えなくても生きていけるはず

昔の人はそうやって生きてきて、いまがあるのだから