「だって、しょうがないじゃないか。」

ご存知、えなりかずきの殺し文句ですね(笑)

渡る世間でしたか、すっかりモノマネやネタになってますね

これって意外と改めて見つめなおすと

結構大事な考え方なんですよね



暗に他人を認めて、他人の言い分を受け入れる側面も大事だと

教えてくれるようにも感じるし、自分がこうしたいという主張も

時には出していかなければ、とも見えるでしょう

もちろん、単なるわがままの極致のようにも見えます(笑)

他人が行き着いた結論に結論だけをみて判断するのは早計です

これは誰もがわかってて、わかってはいるけど

なかなかできないことです



同時に上のようなことについて

「よくわからないけどなんとなく、なんとなくわかる気がする」

これってすごく大事なんですよ、人間関係においてはね

日本がいくら欧米のスタイルを取り入れようとしても

脈々と祖先から受け継がれてきた気持ちの根っこは

おひとよし、おたがいさま、おんがえし・・・などなど

ほんとうはあたたかい言葉であふれています



ビジネスのスタイルがどうなろうと人間性のスタイルまで

影響されて変えてしまっていませんか?

理屈じゃなくて、そうしてあげたいというこころは

「よくわからないけどなんとなくわかる」というかたちで

私たちのこころに根を張ってるんです

いま対立しているあなたと誰かだって同じなんです

それはどんなに新しい時代になろうが、脈々と伝わる

組み込まれたかのような感覚だと思うのです



これを理屈や科学的に解明しよう、なんてもんは粋ではないです

むしろ永遠に科学的に解明しないほうがノスタルジックな感じでいい

それを理屈抜きで分かり合えるのが私たち日本人の良さじゃないでしょうか?

「だって、しょうがないじゃないか。日本人なんだから。」